問題は4つの小問から構成されています。 (1) 軸が $x=-2$ で、2点 $(0, -1), (-3, -4)$ を通る放物線をグラフにもつ2次関数を求める。 (2) 3点 $(0, 17), (1, 7), (2, 1)$ を通る放物線をグラフとする2次関数を求める。 (3) $x$軸と2点 $(-2, 0), (3, 0)$ で交わり、$y$軸と点 $(0, 6)$ で交わる2次関数を求める。 (4) 2次関数 $y=2x^2+3x-5$ のグラフを平行移動して得られる曲線で2点 $(0, -14), (2, 4)$ を通る曲線の方程式を求める。

代数学二次関数放物線平行移動連立方程式
2025/5/30

1. 問題の内容

問題は4つの小問から構成されています。
(1) 軸が x=2x=-2 で、2点 (0,1),(3,4)(0, -1), (-3, -4) を通る放物線をグラフにもつ2次関数を求める。
(2) 3点 (0,17),(1,7),(2,1)(0, 17), (1, 7), (2, 1) を通る放物線をグラフとする2次関数を求める。
(3) xx軸と2点 (2,0),(3,0)(-2, 0), (3, 0) で交わり、yy軸と点 (0,6)(0, 6) で交わる2次関数を求める。
(4) 2次関数 y=2x2+3x5y=2x^2+3x-5 のグラフを平行移動して得られる曲線で2点 (0,14),(2,4)(0, -14), (2, 4) を通る曲線の方程式を求める。

2. 解き方の手順

(1) 求める2次関数を y=a(x+2)2+qy=a(x+2)^2+q とおく。点 (0,1)(0, -1) を通るから、
1=a(0+2)2+q-1 = a(0+2)^2+q より 1=4a+q-1 = 4a + q
(3,4)(-3, -4) を通るから、
4=a(3+2)2+q-4 = a(-3+2)^2+q より 4=a+q-4 = a + q
2つの式を連立して解くと、
3a=33a = 3 より a=1a = 1q=5q = -5
したがって、y=(x+2)25=x2+4x1y=(x+2)^2-5 = x^2+4x-1
(2) 求める2次関数を y=ax2+bx+cy=ax^2+bx+c とおく。
(0,17)(0, 17) を通るから、17=a(0)2+b(0)+c17 = a(0)^2+b(0)+c より c=17c=17
(1,7)(1, 7) を通るから、7=a(1)2+b(1)+177 = a(1)^2+b(1)+17 より a+b=10a+b = -10
(2,1)(2, 1) を通るから、1=a(2)2+b(2)+171 = a(2)^2+b(2)+17 より 4a+2b=164a+2b = -16 すなわち 2a+b=82a+b = -8
2a+b=82a+b = -8a+b=10a+b = -10 の差をとると、a=2a = 2b=12b = -12
したがって、y=2x212x+17y=2x^2-12x+17
(3) xx軸と2点 (2,0),(3,0)(-2, 0), (3, 0) で交わるから、求める2次関数は y=a(x+2)(x3)y=a(x+2)(x-3) と表せる。
yy軸と点 (0,6)(0, 6) で交わるから、6=a(0+2)(03)6 = a(0+2)(0-3) より 6=6a6 = -6a。したがって、a=1a=-1
よって、y=(x+2)(x3)=(x2x6)=x2+x+6y=-(x+2)(x-3) = -(x^2-x-6) = -x^2+x+6
(4) 平行移動によって xxxpx-p, yyyqy-q に置き換わると考える。
したがって、平行移動後のグラフの方程式は yq=2(xp)2+3(xp)5y-q = 2(x-p)^2+3(x-p)-5
すなわち、y=2(xp)2+3(xp)5+qy = 2(x-p)^2+3(x-p)-5+q
(0,14)(0, -14) を通るから、14=2(p)2+3(p)5+q-14 = 2(-p)^2+3(-p)-5+q より 2p23p+5+q=142p^2-3p+5+q = -14
(2,4)(2, 4) を通るから、4=2(2p)2+3(2p)5+q4 = 2(2-p)^2+3(2-p)-5+q より 2(44p+p2)+63p5+q=42(4-4p+p^2)+6-3p-5+q = 4。すなわち、2p211p+9+q=42p^2-11p+9+q=4
2p23p+5+q=142p^2-3p+5+q = -14 より 2p23p+q=192p^2-3p+q = -19
2p211p+9+q=42p^2-11p+9+q = 4 より 2p211p+q=52p^2-11p+q = -5
2式の差をとると、8p=148p = -14。よって、p=74p = -\frac{7}{4}
2(4916)3(74)+q=192(\frac{49}{16}) - 3(-\frac{7}{4}) + q = -19 より 498+214+q=19\frac{49}{8}+\frac{21}{4}+q = -19
498+428+q=19\frac{49}{8} + \frac{42}{8} + q = -19 より 918+q=19\frac{91}{8} + q = -19
q=19918=1528918=2438q = -19 - \frac{91}{8} = -\frac{152}{8} - \frac{91}{8} = -\frac{243}{8}
よって、y=2(x+74)2+3(x+74)52438=2(x2+72x+4916)+3x+21452438=2x2+7x+498+3x+4284082438=2x2+10x1928=2x2+10x24y = 2(x+\frac{7}{4})^2 + 3(x+\frac{7}{4}) - 5 - \frac{243}{8} = 2(x^2+\frac{7}{2}x+\frac{49}{16})+3x+\frac{21}{4}-5-\frac{243}{8} = 2x^2+7x+\frac{49}{8}+3x+\frac{42}{8}-\frac{40}{8}-\frac{243}{8} = 2x^2+10x-\frac{192}{8} = 2x^2+10x-24

3. 最終的な答え

(1) y=x2+4x1y = x^2 + 4x - 1
(2) y=2x212x+17y = 2x^2 - 12x + 17
(3) y=x2+x+6y = -x^2 + x + 6
(4) y=2x2+10x24y = 2x^2 + 10x - 24

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