与えられた式 $6x^2 - xy - 2y^2 - 14x + 7y + 4$ を因数分解します。

代数学因数分解多項式
2025/5/30

1. 問題の内容

与えられた式 6x2xy2y214x+7y+46x^2 - xy - 2y^2 - 14x + 7y + 4 を因数分解します。

2. 解き方の手順

与えられた式を xx について整理します。
6x2+(y14)x+(2y2+7y+4)6x^2 + (-y - 14)x + (-2y^2 + 7y + 4)
次に、定数項を因数分解します。
2y2+7y+4=(2y27y4)=(2y+1)(y4)-2y^2 + 7y + 4 = -(2y^2 - 7y - 4) = -(2y+1)(y-4)
式全体が (ax+by+c)(dx+ey+f)(ax+by+c)(dx+ey+f) の形に因数分解できると仮定します。
6x2xy2y214x+7y+4=(2x+y)(3x2y)...6x^2 - xy - 2y^2 - 14x + 7y + 4 = (2x+y)(3x-2y) ...と仮定して係数を調整していきます。
定数項の候補は (4,1)または(-4, -1)などです。
6x2xy2y214x+7y+4=(2xy+a)(3x+2y+b)6x^2 - xy - 2y^2 - 14x + 7y + 4 = (2x - y + a)(3x + 2y + b)とおいてみます。
式を展開して整理します。
6x2+4xy+2bx3xy2y2by+3ax+2ay+ab=6x2+xy2y2+(2b+3a)x+(2ab)y+ab6x^2 + 4xy + 2bx - 3xy - 2y^2 - by + 3ax + 2ay + ab \\ = 6x^2 + xy - 2y^2 + (2b+3a)x + (2a-b)y + ab
与えられた式と比較すると、
2b+3a=142b+3a = -14
2ab=72a-b = 7
ab=4ab = 4
2番目の式より、b=2a7b = 2a - 7
これを1番目の式に代入すると、 2(2a7)+3a=142(2a - 7) + 3a = -14, 4a14+3a=144a - 14 + 3a = -14, 7a=07a = 0, よって a=0a = 0
このとき、b=7b = -7となり、ab=4ab = 4という条件を満たしません。
もう一度、定数項 2y2+7y+4-2y^2 + 7y + 4 に注目し、因数分解の形を (ax+by+c)(dx+ey+f)(ax+by+c)(dx+ey+f) と考える代わりに、与えられた式を平方完成のような形にできないか検討します。
6x2xy2y214x+7y+4=(2xy4)(3x+2y1)6x^2-xy-2y^2-14x+7y+4 = (2x-y-4)(3x+2y-1)と予想して展開してみます。
(2xy4)(3x+2y1)=6x2+4xy2x3xy2y2+y12x8y+4=6x2+xy2y214x7y+4(2x-y-4)(3x+2y-1) = 6x^2+4xy-2x-3xy-2y^2+y-12x-8y+4 = 6x^2+xy-2y^2-14x-7y+4
符号が合わない部分があるので、以下の式を検討してみます。
(3x2y1)(2x+y4)=6x2+3xy12x4xy2y2+8y2xy+4=6x2xy2y214x+7y+4(3x - 2y - 1)(2x + y - 4) = 6x^2 + 3xy - 12x - 4xy - 2y^2 + 8y - 2x - y + 4 = 6x^2 - xy - 2y^2 - 14x + 7y + 4

3. 最終的な答え

(3x2y1)(2x+y4)(3x - 2y - 1)(2x + y - 4)

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