自然数 $n, k$ があり、$k \le 100$ とする。条件 $p$ を「$n$ は $k$ の倍数である」、条件 $q$ を「$n$ は $15$ の倍数である」とする。命題「$q \Rightarrow p$」が真であるような $k$ の個数を求める。

数論倍数約数命題論理
2025/5/31

1. 問題の内容

自然数 n,kn, k があり、k100k \le 100 とする。条件 pp を「nnkk の倍数である」、条件 qq を「nn1515 の倍数である」とする。命題「qpq \Rightarrow p」が真であるような kk の個数を求める。

2. 解き方の手順

命題「qpq \Rightarrow p」が真であるとは、「nn1515 の倍数ならば、nnkk の倍数である」が成り立つということである。これは、kk1515 の約数であることを意味する。
1515 の約数は 1,3,5,151, 3, 5, 15 である。
したがって、kk1,3,5,151, 3, 5, 15 のいずれかである。
これらの kkk100k \le 100 を満たしているので、条件を満たす kk1,3,5,151, 3, 5, 1544 つである。

3. 最終的な答え

4

「数論」の関連問題

$\sqrt{2}$が無理数であることを用いて、$1+3\sqrt{2}$が無理数であることを背理法で証明する。

無理数背理法代数的数
2025/6/4

整数 $n$ について、「$n^2$ が奇数ならば、$n$ は奇数である」という命題を、対偶を利用して証明する。

命題対偶証明整数の性質偶数奇数
2025/6/4

集合$B$は、$n$が0以上の整数であるときに、$3n+1$の形で表される要素から構成されています。つまり、$B = \{3n+1 | n = 0, 1, 2, 3, ...\}$ です。この集合$B...

集合整数の性質数列
2025/6/3

この問題は、不定方程式 $13x - 17y = 1$ の整数解 $(x, y)$ について考察する問題です。 (1) 特殊解を求め、(2) 一般解を求め、(3) $x$ と $y$ がともに2桁の正...

不定方程式整数解互除法一般解
2025/6/3

4桁の自然数 $n$ の千の位、百の位、十の位、一の位の数字をそれぞれ $a, b, c, d$ とします。次の条件を満たす $n$ は全部で何個あるか。 (1) $a > b > c > d$ (2...

組み合わせ整数
2025/6/3

(1) 193 と 135 の最大公約数を求める。 (2) 不定方程式 $193x + 135y = 1$ の整数解のうち、$x$ が最小の自然数であるものを求め、一般解を求める。さらに、$x, y$...

最大公約数ユークリッドの互除法不定方程式整数解
2025/6/3

$p$ を素数、$a$ を整数とするとき、以下の関係が成り立つことを証明します。また、4.については、不等号が等号になる場合とそうでない場合の例を挙げます。 1. $\mathrm{ord}_p(-...

素数ord最大公約数(gcd)最小公倍数(lcm)整数の性質
2025/6/3

$520x \equiv 1 \pmod{17}$ を満たす $x$ を求める問題です。

合同式逆元拡張ユークリッドの互除法
2025/6/3

任意の奇素数 $p$ に対して、トレース $a_p = 0$ をもつアーベル多様体 $A/\mathbb{Q}$ が存在するならば、それらをパラメータ化する族 $\{A_p\}$ を明示的に構成せよ。

数論アーベル多様体ハッセ・ヴェイユL関数楕円曲線虚数乗法モジュラー形式トレース
2025/6/2

任意の奇素数 $p$ に対して、以下の条件を満たすアーベル多様体 $A$ が存在するかを問う問題です。 * $A$ は $\mathbb{Q}$ 上定義されている。 * $A$ の次元...

数論幾何アーベル多様体楕円曲線有限体L関数自己準同型環虚数乗法
2025/6/2