関数 $f(x) = 1 - \sqrt{x-2}$ について、以下の問いに答えます。 (1) 関数 $y = f(x)$ の定義域と値域を求めます。 (2) 関数 $f(x)$ の逆関数 $f^{-1}(x)$ を求めます。 (3) 元の関数 $y = f(x)$ のグラフを実線で、逆関数 $y = f^{-1}(x)$ のグラフを点線で描きます。

解析学関数定義域値域逆関数グラフ平方根
2025/5/31
はい、承知いたしました。問題を解いていきます。

1. 問題の内容

関数 f(x)=1x2f(x) = 1 - \sqrt{x-2} について、以下の問いに答えます。
(1) 関数 y=f(x)y = f(x) の定義域と値域を求めます。
(2) 関数 f(x)f(x) の逆関数 f1(x)f^{-1}(x) を求めます。
(3) 元の関数 y=f(x)y = f(x) のグラフを実線で、逆関数 y=f1(x)y = f^{-1}(x) のグラフを点線で描きます。

2. 解き方の手順

(1) 定義域と値域の求め方
まず、定義域を求めます。根号の中身は0以上である必要があるので、x20x-2 \ge 0、つまり x2x \ge 2 となります。
次に、値域を求めます。x2x \ge 2 のとき、x20\sqrt{x-2} \ge 0 となります。したがって、f(x)=1x21f(x) = 1 - \sqrt{x-2} \le 1 となります。
(2) 逆関数の求め方
y=1x2y = 1 - \sqrt{x-2} とおきます。
これを xx について解きます。
x2=1y\sqrt{x-2} = 1 - y
x2=(1y)2x - 2 = (1 - y)^2
x=(1y)2+2x = (1 - y)^2 + 2
ここで、xxyy を入れ替えます。
y=(1x)2+2y = (1 - x)^2 + 2
逆関数の定義域は元の関数の値域、値域は元の関数の定義域となることに注意すると、 x1x \le 1 である必要があります。
したがって、f1(x)=(1x)2+2f^{-1}(x) = (1 - x)^2 + 2 (x1x \le 1) となります。
(3) グラフの描き方
y=f(x)=1x2y = f(x) = 1 - \sqrt{x-2} のグラフは、y=xy = -\sqrt{x} を平行移動したものです。
y=f1(x)=(1x)2+2y = f^{-1}(x) = (1-x)^2 + 2 (x1x \le 1) のグラフは、y=x2y = x^2 を平行移動したものです。
y=f(x)y = f(x)y=f1(x)y = f^{-1}(x)のグラフは直線 y=xy=x に関して対称となります。

3. 最終的な答え

(1) 定義域: x2x \ge 2, 値域: y1y \le 1
(2) f1(x)=(1x)2+2f^{-1}(x) = (1 - x)^2 + 2 (x1x \le 1)
(3) グラフの概形:(グラフは描画できないため、説明のみとなります)
- y=f(x)y=f(x)は点(2,1)(2, 1)から始まり、xxが増加するにつれてyyが減少する曲線です。
- y=f1(x)y=f^{-1}(x)は、y=xy=xに関してy=f(x)y=f(x)と対称な曲線で、x1x \le 1の範囲で定義されています。頂点は(1,2)(1, 2)です。

「解析学」の関連問題

関数 $y = x\sqrt{1-x^2} + \sin^{-1}x$ の導関数 $\frac{dy}{dx}$ を求める問題です。

導関数微分合成関数の微分積の微分法逆三角関数
2025/6/1

関数 $f(x) = e^{-\sqrt{3}x} \sin x$ の第 $n$ 次導関数 $f^{(n)}(x)$ を求め、さらに、その式が数学的帰納法を用いて正しいことを証明する。

導関数三角関数数学的帰納法オイラーの公式微分
2025/6/1

画像に示された微分積分の練習問題を解きます。具体的には、 * 問1: 関数 $y = \frac{1}{5}x^5 - \frac{1}{2}x^4 - x^3 + 1$ の極値を求めます。 * ...

極値不定積分定積分微分積分置換積分部分積分
2025/6/1

定積分 $\int_{0}^{\frac{\pi}{8}} \sin^2(2x) dx$ を計算します。

定積分三角関数倍角の公式
2025/6/1

問題は、以下の等式が成り立つことを示すことです。 $(cos(x))^n = cos(\frac{x + n\pi/2}{2})$

三角関数等式証明cosxcos(x)^n解の検証
2025/6/1

次の4つの三角関数の方程式または不等式を $-\pi < \theta \leq \pi$ の範囲で解く。 (1) $2\sin 2\theta - 1 = 0$ (2) $2\cos\theta -...

三角関数三角方程式三角不等式解の範囲
2025/6/1

問題は、三角関数の恒等式 $(cos x)^n = cos(x+\frac{n\pi}{2})$ が成り立つことを示すことです。しかし、これは誤りです。正しい式を示す問題として修正し、別の恒等式を示す...

三角関数恒等式ド・モアブルの定理複素数多項式
2025/6/1

関数 $h(x) = \arctan(\frac{1}{\log x})$ の導関数 $h'(x)$ を求める問題です。

導関数合成関数の微分arctan対数関数
2025/6/1

関数 $g(x) = \cos^{-1}(\frac{1}{x})$ の導関数 $g'(x)$ を求める問題です。

導関数逆三角関数微分合成関数の微分セカント関数
2025/6/1

$g(x) = \cos^{-1}(-x)$ のとき、$g'(x)$ を求めよ。

微分逆三角関数合成関数
2025/6/1