はい、承知いたしました。問題6を解きます。
1. 問題の内容
とする。, を満たす数 が存在するような の範囲を求めよ。
2. 解き方の手順
まず、 の両辺の対数をとります。自然対数(底が)をとると、
となります。これを整理すると、
となります。ここで、 という関数を定義します。このとき、 であり、 です。
の増減を調べます。 となります。
となるのは 、つまり のときなので、 です。
したがって、 のとき であり、 のとき です。つまり、 は で極大値(かつ最大値)を持ちます。
かつ であるためには、 かつ でなければなりません。
また、という条件も与えられています。
ここで、 のとき、 なので、 とすれば を満たします。したがって、は条件を満たします。
のとき、 より となり、 を満たしません。
を固定したときに条件を満たす が存在するためには、 であり、 が かつ を満たせばよいです。特に、がに近いほど、の値は大きくなり、が存在できる範囲は狭まります。なるが存在する条件から、 に加え、も必要となります。
したがって、 の範囲で、 を満たす が存在することが必要十分です。
のグラフを描くと、 で は一度増加して減少するので、 に対して となる が存在します。したがって、 が答えとなります。ただし、です。