関数 $f(x) = 2^{x+1} - 1$ について、以下の問いに答える。 (1) 関数 $y = f(x)$ の定義域と値域を求める。 (2) 関数 $f(x)$ の逆関数 $f^{-1}(x)$ を求める。 (3) 逆関数 $y = f^{-1}(x)$ の漸近線を、極限の計算を用いて求める。 (4) 元の関数 $y = f(x)$ のグラフを実線で、逆関数 $y = f^{-1}(x)$ のグラフを点線で描く(漸近線も破線で描くこと)。

解析学指数関数逆関数対数関数漸近線グラフ
2025/5/31
はい、承知いたしました。画像の問題を解いていきます。

1. 問題の内容

関数 f(x)=2x+11f(x) = 2^{x+1} - 1 について、以下の問いに答える。
(1) 関数 y=f(x)y = f(x) の定義域と値域を求める。
(2) 関数 f(x)f(x) の逆関数 f1(x)f^{-1}(x) を求める。
(3) 逆関数 y=f1(x)y = f^{-1}(x) の漸近線を、極限の計算を用いて求める。
(4) 元の関数 y=f(x)y = f(x) のグラフを実線で、逆関数 y=f1(x)y = f^{-1}(x) のグラフを点線で描く(漸近線も破線で描くこと)。

2. 解き方の手順

(1) 関数 y=f(x)y = f(x) の定義域と値域
* 定義域: 指数関数 2x+12^{x+1} はすべての実数 xx に対して定義されているため、定義域はすべての実数である。
したがって、定義域は xRx \in \mathbb{R}
* 値域: 2x+12^{x+1} は常に正であるため、2x+1>02^{x+1} > 0。したがって、2x+11>12^{x+1} - 1 > -1
xx が負の方向に無限大に近づくと、2x+12^{x+1}00 に近づくため、2x+112^{x+1}-11-1 に近づく。
したがって、値域は y>1y > -1
(2) 関数 f(x)f(x) の逆関数 f1(x)f^{-1}(x)
y=2x+11y = 2^{x+1} - 1 とおく。逆関数を求めるために、xx について解く。
y+1=2x+1y + 1 = 2^{x+1}
log2(y+1)=x+1\log_2(y + 1) = x + 1
x=log2(y+1)1x = \log_2(y + 1) - 1
したがって、逆関数は f1(x)=log2(x+1)1f^{-1}(x) = \log_2(x + 1) - 1
(3) 逆関数 y=f1(x)y = f^{-1}(x) の漸近線
逆関数 y=log2(x+1)1y = \log_2(x + 1) - 1 の漸近線を求める。
真数条件より、x+1>0x + 1 > 0、つまり x>1x > -1
xx1-1 に近づくと、log2(x+1)\log_2(x + 1) は負の方向に無限大に近づく。
limx1+0log2(x+1)=\lim_{x \to -1+0} \log_2(x+1) = -\infty
したがって、漸近線は x=1x = -1 である。
(4) グラフ
y=f(x)y = f(x) のグラフは、y=2x+11y = 2^{x+1} - 1。これは、y=2xy = 2^x のグラフを xx 軸方向に 1-1yy 軸方向に 1-1 平行移動したものである。
y=f1(x)y = f^{-1}(x) のグラフは、y=log2(x+1)1y = \log_2(x + 1) - 1。これは、y=log2xy = \log_2 x のグラフを xx 軸方向に 1-1yy 軸方向に 1-1 平行移動したものである。
これらのグラフは、y=xy = x に関して対称である。

3. 最終的な答え

(1) 定義域: xRx \in \mathbb{R}、値域: y>1y > -1
(2) f1(x)=log2(x+1)1f^{-1}(x) = \log_2(x + 1) - 1
(3) 漸近線: x=1x = -1
(4) グラフ:y=2x+11y=2^{x+1}-1を実線で、y=log2(x+1)1y = \log_2(x+1)-1を点線で描き、x=1x=-1を破線で描く。(グラフは省略)

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