縦$x$m、横$y$mの長方形の土地の周囲に、幅$a$mの道がある。道の面積を$S$m$^2$、道の真ん中を通る線の長さを$l$mとするとき、以下の問いに答える。 (1) $l$を$x$, $y$, $a$を使った式で表す。 (2) $S=al$となることを証明する。

幾何学長方形面積周囲の長さ代数
2025/5/31

1. 問題の内容

xxm、横yymの長方形の土地の周囲に、幅aamの道がある。道の面積をSSm2^2、道の真ん中を通る線の長さをllmとするとき、以下の問いに答える。
(1) llxx, yy, aaを使った式で表す。
(2) S=alS=alとなることを証明する。

2. 解き方の手順

(1) 道の真ん中を通る線は、縦がx+ax+a、横がy+ay+aの長方形の周の長さである。長方形の周の長さは、2×(+)2 \times (縦 + 横)で求められるので、
l=2(x+a+y+a)l = 2(x+a + y+a)
l=2(x+y+2a)l = 2(x+y+2a)
l=2x+2y+4al = 2x + 2y + 4a
(2) 道全体の面積SSは、外側の長方形の面積から内側の長方形の面積を引くことで求められる。
外側の長方形の縦はx+2ax+2a、横はy+2ay+2aであるから、面積は(x+2a)(y+2a)(x+2a)(y+2a)となる。
内側の長方形の面積はxyxyである。したがって、道の面積SS
S=(x+2a)(y+2a)xyS = (x+2a)(y+2a) - xy
S=xy+2ax+2ay+4a2xyS = xy + 2ax + 2ay + 4a^2 - xy
S=2ax+2ay+4a2S = 2ax + 2ay + 4a^2
S=a(2x+2y+4a)S = a(2x + 2y + 4a)
(1)よりl=2x+2y+4al = 2x + 2y + 4aであるから、
S=alS = al
したがって、S=alS = alが証明された。

3. 最終的な答え

(1) l=2x+2y+4al = 2x + 2y + 4a
(2) S=alS = al

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