円 $x^2 + y^2 = 4$ と直線 $y = ax + 2 - 3a$ の位置関係を、$a$ の値によって分類して答える問題です。

幾何学直線位置関係接する交わる距離代数
2025/5/31

1. 問題の内容

x2+y2=4x^2 + y^2 = 4 と直線 y=ax+23ay = ax + 2 - 3a の位置関係を、aa の値によって分類して答える問題です。

2. 解き方の手順

円の中心と直線の距離 dd を計算し、dd と円の半径 rr の大小関係によって位置関係を判断します。円 x2+y2=4x^2 + y^2 = 4 の中心は原点 (0,0)(0, 0) で、半径は r=2r = 2 です。直線 y=ax+23ay = ax + 2 - 3a を変形すると、axy+23a=0ax - y + 2 - 3a = 0 となります。点 (0,0)(0, 0) と直線 axy+23a=0ax - y + 2 - 3a = 0 の距離 dd は、次の公式で計算できます。
d=a(0)(0)+23aa2+(1)2d = \frac{|a(0) - (0) + 2 - 3a|}{\sqrt{a^2 + (-1)^2}}
d=23aa2+1d = \frac{|2 - 3a|}{\sqrt{a^2 + 1}}
円と直線が接するとき、d=rd = r より、
23aa2+1=2\frac{|2 - 3a|}{\sqrt{a^2 + 1}} = 2
23a=2a2+1|2 - 3a| = 2\sqrt{a^2 + 1}
両辺を2乗すると、
(23a)2=4(a2+1)(2 - 3a)^2 = 4(a^2 + 1)
412a+9a2=4a2+44 - 12a + 9a^2 = 4a^2 + 4
5a212a=05a^2 - 12a = 0
a(5a12)=0a(5a - 12) = 0
したがって、a=0a = 0 または a=125a = \frac{12}{5}
円と直線が交わるとき、d<rd < r。つまり、23aa2+1<2\frac{|2 - 3a|}{\sqrt{a^2 + 1}} < 2 です。この不等式を解くと、 a<0a < 0 または a>125a > \frac{12}{5} のとき交わる。 0<a<1250<a<\frac{12}{5}のとき、d>rd>r
円と直線が離れているとき、d>rd > r。つまり、0<a<1250 < a < \frac{12}{5}
まとめると、
* a=0a = 0 または a=125a = \frac{12}{5} のとき、円と直線は接する。
* a<0a < 0 または a>125a > \frac{12}{5} のとき、円と直線は2点で交わる。
* 0<a<1250 < a < \frac{12}{5} のとき、円と直線は交わらない。

3. 最終的な答え

* a=0,125a = 0, \frac{12}{5} のとき、接する
* a<0,a>125a < 0, a > \frac{12}{5} のとき、2点で交わる
* 0<a<1250 < a < \frac{12}{5} のとき、交わらない

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