$n$ を自然数とするとき、$2n-1$ と $2n+1$ が互いに素であることを示す問題です。

数論互いに素整数の性質背理法
2025/5/31

1. 問題の内容

nn を自然数とするとき、2n12n-12n+12n+1 が互いに素であることを示す問題です。

2. 解き方の手順

背理法を用いて証明します。
2n12n-12n+12n+1 が互いに素でないと仮定します。つまり、1より大きいある整数 dd が存在し、2n12n-12n+12n+1 の両方を割り切るとします。
このとき、dd2n+12n+1 から 2n12n-1 を引いた差も割り切ります。
(2n+1)(2n1)=2(2n+1) - (2n-1) = 2
したがって、dd22 を割り切ります。つまり、d=2d = 2 です。
しかし、2n12n-1 は常に奇数なので、22 で割り切れることはありません。
これは矛盾です。
したがって、2n12n-12n+12n+1 は互いに素である必要があります。

3. 最終的な答え

nnを自然数とするとき、2n12n-12n+12n+1は互いに素である。

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