半径 $r$、中心角 $a^\circ$ のおうぎ形の弧の長さを $l$、面積を $S$ とするとき、以下の問いに答えます。 (1) $S$ を $\pi, a, r$ を使って表します。 (2) $l$ を $\pi, a, r$ を使って表します。 (3) (1), (2) から $\frac{S}{l}$ を $r$ を使って表します。 (4) $S$ を $l, r$ を使って表します。 (5) (4) を使って、半径 $6$ cm, 弧の長さ $4\pi$ cm のおうぎ形の面積を求めます。

幾何学おうぎ形面積弧の長さ
2025/5/31

1. 問題の内容

半径 rr、中心角 aa^\circ のおうぎ形の弧の長さを ll、面積を SS とするとき、以下の問いに答えます。
(1) SSπ,a,r\pi, a, r を使って表します。
(2) llπ,a,r\pi, a, r を使って表します。
(3) (1), (2) から Sl\frac{S}{l}rr を使って表します。
(4) SSl,rl, r を使って表します。
(5) (4) を使って、半径 66 cm, 弧の長さ 4π4\pi cm のおうぎ形の面積を求めます。

2. 解き方の手順

(1) おうぎ形の面積 SS は、円の面積 πr2\pi r^2 に、中心角 aa^\circ が円全体 360360^\circ に占める割合をかけたものです。
S=πr2×a360=πar2360S = \pi r^2 \times \frac{a}{360} = \frac{\pi a r^2}{360}
(2) おうぎ形の弧の長さ ll は、円周 2πr2\pi r に、中心角 aa^\circ が円全体 360360^\circ に占める割合をかけたものです。
l=2πr×a360=2πar360=πar180l = 2\pi r \times \frac{a}{360} = \frac{2\pi a r}{360} = \frac{\pi a r}{180}
(3) (1), (2) より、Sl\frac{S}{l} を計算します。
Sl=πar2360πar180=πar2360×180πar=r2\frac{S}{l} = \frac{\frac{\pi a r^2}{360}}{\frac{\pi a r}{180}} = \frac{\pi a r^2}{360} \times \frac{180}{\pi a r} = \frac{r}{2}
(4) (3) の結果 Sl=r2\frac{S}{l} = \frac{r}{2} より、SSllrr を使って表すと、
S=12lrS = \frac{1}{2} l r
(5) r=6r = 6 cm, l=4πl = 4\pi cm を S=12lrS = \frac{1}{2} l r に代入すると、
S=12×4π×6=12πS = \frac{1}{2} \times 4\pi \times 6 = 12\pi

3. 最終的な答え

(1) S=πar2360S = \frac{\pi a r^2}{360}
(2) l=πar180l = \frac{\pi a r}{180}
(3) Sl=12r\frac{S}{l} = \frac{1}{2} r
(4) S=12lrS = \frac{1}{2} l r
(5) S=12π cm2S = 12\pi \text{ cm}^2

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