与えられた4つの2次不等式が、すべての実数 $x$ について成り立つような定数 $k$ の値の範囲を求める問題です。 (1) $-x^2 + 2x + k < 0$ (2) $-x^2 + 2x + k \le 0$ (3) $kx^2 + 6x + k + 8 > 0$ (4) $kx^2 + 6x + k + 8 < 0$
2025/6/1
1. 問題の内容
与えられた4つの2次不等式が、すべての実数 について成り立つような定数 の値の範囲を求める問題です。
(1)
(2)
(3)
(4)
2. 解き方の手順
(1)
と変形します。
すべての実数 についてこの不等式が成り立つためには、2次関数のグラフが常に 軸より上にある必要があります。
そのため、判別式 である必要があります。
(2)
と変形します。
すべての実数 についてこの不等式が成り立つためには、2次関数のグラフが常に 軸より上にあるか、 軸と接する必要があります。
そのため、判別式 である必要があります。
(3)
まず、 のときを考えます。
となり、これはすべての について成り立つわけではありません。
次に、 のときを考えます。
すべての実数 についてこの不等式が成り立つためには、2次関数のグラフが常に 軸より上にある必要があります。
そのため、 かつ判別式 である必要があります。
よって、 または
より、
(4)
まず、のときを考えます。
となり、これはすべての について成り立つわけではありません。
次に、 のときを考えます。
すべての実数 についてこの不等式が成り立つためには、2次関数のグラフが常に 軸より下にある必要があります。
そのため、 かつ判別式 である必要があります。
よって、 または
より、
3. 最終的な答え
(1)
(2)
(3)
(4)