この積分は、初等関数では表すことができません。つまり、基本的な関数(多項式、指数関数、三角関数など)の組み合わせでは正確な表現ができないということです。
この積分は、特殊関数である誤差関数(erf)を用いて表現できます。誤差関数は以下のように定義されます。
erf(x)=π2∫0xe−t2dt 元の積分 ∫e−7x2dx を誤差関数の形に近づけるように変形します。 まず、u=7x と置換すると、du=7dx となり、dx=71du となります。 したがって、積分は次のようになります。
∫e−7x2dx=∫e−u271du=71∫e−u2du ここで、誤差関数の定義を参考にすると、∫e−u2du は誤差関数に関係していることがわかります。誤差関数の積分形の定数倍であることを考慮すると、 ∫e−u2du=2πerf(u)+C となります。したがって、元の積分は
71∫e−u2du=71⋅2πerf(u)+C=27πerf(7x)+C となります。