関数 $y = \frac{2x-1}{x-2}$ の漸近線の式を求め、$y = \frac{1}{x}$ のグラフをどのように変形・移動したものか答え、与えられた関数のグラフを描く。

解析学関数のグラフ漸近線関数の変形分数関数
2025/6/1

1. 問題の内容

関数 y=2x1x2y = \frac{2x-1}{x-2} の漸近線の式を求め、y=1xy = \frac{1}{x} のグラフをどのように変形・移動したものか答え、与えられた関数のグラフを描く。

2. 解き方の手順

まず、与えられた関数を変形します。
y=2x1x2=2(x2)+41x2=2(x2)+3x2=2+3x2y = \frac{2x-1}{x-2} = \frac{2(x-2) + 4 - 1}{x-2} = \frac{2(x-2) + 3}{x-2} = 2 + \frac{3}{x-2}
この式から、漸近線を求めることができます。
分母が0になるxxの値はx=2x=2なので、垂直な漸近線はx=2x=2です。
xxが非常に大きいとき、yy22に近づくので、水平な漸近線はy=2y=2です。
次に、y=1xy = \frac{1}{x} のグラフがどのように変形されたかを考えます。
y=2+3x2=31x2+2y = 2 + \frac{3}{x-2} = 3 \cdot \frac{1}{x-2} + 2
これは、y=1xy = \frac{1}{x} のグラフを以下の手順で変換したものです。

1. $x$軸方向に$2$だけ平行移動:$\frac{1}{x} \rightarrow \frac{1}{x-2}$

2. $y$軸方向に$3$倍に拡大:$\frac{1}{x-2} \rightarrow \frac{3}{x-2}$

3. $y$軸方向に$2$だけ平行移動:$\frac{3}{x-2} \rightarrow \frac{3}{x-2} + 2$

3. 最終的な答え

漸近線:x=2x = 2y=2y = 2
変形:y=1xy = \frac{1}{x} のグラフを xx軸方向に22だけ平行移動し、yy軸方向に33倍に拡大し、yy軸方向に22だけ平行移動したもの。

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