与えられた12個の式を因数分解する問題です。

代数学因数分解多項式共通因数平方完成二乗の差
2025/6/1

1. 問題の内容

与えられた12個の式を因数分解する問題です。

2. 解き方の手順

(1) xy+xzxy + xz
共通因数 xx でくくり出す。
xy+xz=x(y+z)xy + xz = x(y+z)
(2) 6mx+2m2y6mx + 2m^2y
共通因数 2m2m でくくり出す。
6mx+2m2y=2m(3x+my)6mx + 2m^2y = 2m(3x + my)
(3) x2+5x+4x^2 + 5x + 4
かけて4、足して5になる2つの数を見つける (1と4)。
x2+5x+4=(x+1)(x+4)x^2 + 5x + 4 = (x+1)(x+4)
(4) x26x+5x^2 - 6x + 5
かけて5、足して-6になる2つの数を見つける (-1と-5)。
x26x+5=(x1)(x5)x^2 - 6x + 5 = (x-1)(x-5)
(5) x2+x6x^2 + x - 6
かけて-6、足して1になる2つの数を見つける (-2と3)。
x2+x6=(x2)(x+3)x^2 + x - 6 = (x-2)(x+3)
(6) x22x8x^2 - 2x - 8
かけて-8、足して-2になる2つの数を見つける (2と-4)。
x22x8=(x+2)(x4)x^2 - 2x - 8 = (x+2)(x-4)
(7) x210x+25x^2 - 10x + 25
平方完成の形になっていることに気づく。
x210x+25=(x5)2x^2 - 10x + 25 = (x-5)^2
(8) 4x212x+94x^2 - 12x + 9
これも平方完成の形になっていることに気づく。
4x212x+9=(2x3)24x^2 - 12x + 9 = (2x-3)^2
(9) y249y^2 - 49
これは二乗の差の形になっている。
y249=(y+7)(y7)y^2 - 49 = (y+7)(y-7)
(10) x2125x^2 - \frac{1}{25}
これも二乗の差の形になっている。
x2125=(x+15)(x15)x^2 - \frac{1}{25} = (x+\frac{1}{5})(x-\frac{1}{5})
(11) 8abc12ab6ac8abc - 12ab - 6ac
共通因数 2a2a でくくり出す。
8abc12ab6ac=2a(4bc6b3c)8abc - 12ab - 6ac = 2a(4bc - 6b - 3c)
(12) a230aa^2 - 30 - a
並び替える:a2a30a^2 - a - 30
かけて-30、足して-1になる2つの数を見つける (-6と5)。
a2a30=(a6)(a+5)a^2 - a - 30 = (a-6)(a+5)

3. 最終的な答え

(1) x(y+z)x(y+z)
(2) 2m(3x+my)2m(3x + my)
(3) (x+1)(x+4)(x+1)(x+4)
(4) (x1)(x5)(x-1)(x-5)
(5) (x2)(x+3)(x-2)(x+3)
(6) (x+2)(x4)(x+2)(x-4)
(7) (x5)2(x-5)^2
(8) (2x3)2(2x-3)^2
(9) (y+7)(y7)(y+7)(y-7)
(10) (x+15)(x15)(x+\frac{1}{5})(x-\frac{1}{5})
(11) 2a(4bc6b3c)2a(4bc - 6b - 3c)
(12) (a6)(a+5)(a-6)(a+5)

「代数学」の関連問題

じろうさんは80円、90円、140円のノートを合計36冊買い、代金は3570円でした。80円のノートの冊数は140円のノートの冊数の2倍です。80円のノートを何冊買ったか求めなさい。

連立方程式文章問題方程式数量関係
2025/6/3

$A$ が $m$ 次正則行列、 $D$ が $n$ 次正則行列であるとき、任意の $m \times n$ 行列 $B$ 、 $n \times m$ 行列 $C$ に対して、次の行列 $X, Y,...

行列行列式逆行列ブロック行列
2025/6/3

じろうさんは80円、90円、140円のノートを合計36冊買い、代金は3570円でした。80円のノートの冊数は140円のノートの冊数の2倍です。80円のノートを何冊買ったか求める問題です。

連立方程式文章問題方程式数量関係
2025/6/3

$z = x^2 - 2xy - 24y^2$ であり、$x$, $y$, $z$ が素数であるとき、$z$ の最小値を求めよ。

素数因数分解方程式最小値
2025/6/3

画像に写っている二次関数の式を、平方完成した形に変形する問題です。具体的には、以下の7つの関数について平方完成を行います。 (3) $y = 2x^2 - 4x + 8$ (4) $y = -x^2 ...

二次関数平方完成関数
2025/6/3

$a = \frac{2}{3-\sqrt{5}}$のとき、$a+\frac{1}{a}$, $a^2+\frac{1}{a^2}$, $a^5+\frac{1}{a^5}$の値をそれぞれ求めよ。

式の計算有理化代数式
2025/6/3

$a>0$, $b>0$ のとき、次の不等式を証明する問題です。 $ab + \frac{1}{ab} \ge 2$

不等式相加相乗平均代数不等式
2025/6/3

方程式 $x^2 + y^2 + ax - (a+3)y + \frac{5}{2}a^2 = 0$ が円を表すとき、 (1) 定数 $a$ の値の範囲を求めよ。 (2) この円の半径が最大になるとき...

平方完成二次不等式最大値半径
2025/6/3

与えられた式を計算して簡略化します。式は $2(x+5)(x-4) - (x-3)^2$ です。

式の展開多項式計算
2025/6/3

与えられた式 $2x^2+2x-40$ を因数分解する。

因数分解二次式多項式
2025/6/3