2次方程式 $2x^2 - 3x + 5 = 0$ の2つの解を $\alpha$, $\beta$ とする。このとき、$\frac{1}{\alpha}$ と $\frac{1}{\beta}$ を解とする2次方程式を $5x^2 - \boxed{}x + \boxed{} = 0$ の形で求め、さらに、$\alpha^2$ と $\beta^2$ を解とする2次方程式を $4x^2 + \boxed{}x + \boxed{} = 0$ の形で求める。

代数学二次方程式解と係数の関係解の公式
2025/6/1

1. 問題の内容

2次方程式 2x23x+5=02x^2 - 3x + 5 = 0 の2つの解を α\alpha, β\beta とする。このとき、1α\frac{1}{\alpha}1β\frac{1}{\beta} を解とする2次方程式を 5x2x+=05x^2 - \boxed{}x + \boxed{} = 0 の形で求め、さらに、α2\alpha^2β2\beta^2 を解とする2次方程式を 4x2+x+=04x^2 + \boxed{}x + \boxed{} = 0 の形で求める。

2. 解き方の手順

まず、2次方程式 2x23x+5=02x^2 - 3x + 5 = 0 について、解と係数の関係から、
α+β=32 \alpha + \beta = \frac{3}{2}
αβ=52 \alpha\beta = \frac{5}{2}
である。
次に、1α\frac{1}{\alpha}1β\frac{1}{\beta} を解とする2次方程式を考える。1α\frac{1}{\alpha}1β\frac{1}{\beta} の和と積は、
1α+1β=α+βαβ=3252=35 \frac{1}{\alpha} + \frac{1}{\beta} = \frac{\alpha + \beta}{\alpha\beta} = \frac{\frac{3}{2}}{\frac{5}{2}} = \frac{3}{5}
1α1β=1αβ=152=25 \frac{1}{\alpha} \cdot \frac{1}{\beta} = \frac{1}{\alpha\beta} = \frac{1}{\frac{5}{2}} = \frac{2}{5}
したがって、1α\frac{1}{\alpha}1β\frac{1}{\beta} を解とする2次方程式の一つは、
x235x+25=0 x^2 - \frac{3}{5}x + \frac{2}{5} = 0
両辺に5を掛けて、
5x23x+2=0 5x^2 - 3x + 2 = 0
次に、α2\alpha^2β2\beta^2 を解とする2次方程式を考える。α2\alpha^2β2\beta^2 の和と積は、
α2+β2=(α+β)22αβ=(32)22(52)=945=9204=114 \alpha^2 + \beta^2 = (\alpha + \beta)^2 - 2\alpha\beta = (\frac{3}{2})^2 - 2(\frac{5}{2}) = \frac{9}{4} - 5 = \frac{9 - 20}{4} = -\frac{11}{4}
α2β2=(αβ)2=(52)2=254 \alpha^2 \beta^2 = (\alpha\beta)^2 = (\frac{5}{2})^2 = \frac{25}{4}
したがって、α2\alpha^2β2\beta^2 を解とする2次方程式の一つは、
x2+114x+254=0 x^2 + \frac{11}{4}x + \frac{25}{4} = 0
両辺に4を掛けて、
4x2+11x+25=0 4x^2 + 11x + 25 = 0

3. 最終的な答え

5x23x+2=05x^2 - 3x + 2 = 0
4x2+11x+25=04x^2 + 11x + 25 = 0

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