1. 問題の内容
は自然数とする。命題「 が偶数ならば、 は偶数かつ は偶数」の裏を求め、その真偽を判定する問題。
2. 解き方の手順
(1) 命題の裏を求める。
命題「 ならば 」の裏は、「 でないならば でない」である。
元の命題は「 が偶数ならば、 は偶数かつ は偶数」なので、
は「 が偶数」、 は「 は偶数かつ は偶数」となる。
でないは「 が奇数」、 でないは「 が奇数または が奇数」となる。
したがって、命題の裏は「 が奇数ならば、 は奇数または は奇数」である。
(2) 命題の裏の真偽を判定する。
が奇数であるとき、 と の一方が偶数、もう一方が奇数である。
が偶数ならば は偶数、 が奇数ならば は奇数であるから、 と の偶奇は一致する。同様に、 と の偶奇も一致する。
したがって、 が奇数であるとき、 と の一方が偶数、もう一方が奇数である。
これは、 が奇数または が奇数、と同値である。
したがって、命題の裏は真である。
3. 最終的な答え
命題の裏: が奇数ならば、 は奇数または は奇数
真偽: 真