与えられた逆三角関数の等式が成り立つことを示す問題です。具体的には、以下の5つの等式を示す必要があります。 (1) $\sin^{-1}(-x) = -\sin^{-1} x$ (2) $\cos^{-1}(-x) = \pi - \cos^{-1} x$ (3) $\tan^{-1}(-x) = -\tan^{-1} x$ (4) $\sin^{-1} x = \tan^{-1} \frac{x}{\sqrt{1-x^2}}$ (5) $\tan^{-1} x + \tan^{-1} \frac{1}{x} = \frac{\pi}{2} (x > 0)$
2025/6/1
1. 問題の内容
与えられた逆三角関数の等式が成り立つことを示す問題です。具体的には、以下の5つの等式を示す必要があります。
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
2. 解き方の手順
(1) を示す。
とおくと、となる。このとき、であるから、。
したがって、 となる。
(2) を示す。
とおくと、となる。このとき、であるから、。
したがって、 となる。
(3) を示す。
とおくと、となる。このとき、であるから、。
したがって、 となる。
(4) を示す。
とおくと、となる。このとき、 (ここで、であるから、)。
したがって、。
よって、となり、が示された。
(5) を示す。
とおくと、。ここでなので、である。
なので、。
したがって、となる。
3. 最終的な答え
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)