(1)
n回目に点Pが頂点Aにあるのは、n-1回目に点Pが頂点BまたはCにあり、n回目に点PがAに戻る場合である。
n-1回目に点Pが頂点Aにない確率 1−an−1 であり、これは点Pが頂点BまたはCにある確率に等しい。点Pが頂点Bにある確率は(1−an−1)/2、点Pが頂点Cにある確率は(1−an−1)/2である。 n回目に点Pが頂点Aに戻る確率は、n-1回目に頂点Bにいた場合に裏が出る確率1/2、または、n-1回目に頂点Cにいた場合に表が出る確率1/2である。 したがって、
an=21⋅21−an−1+21⋅21−an−1 an=21(1−an−1) (2)
漸化式 an=21(1−an−1) を解く。 an−31=−21(an−1−31) ここで、a1=0 より、a2=21(1−a1)=21 an−31=(a2−31)(−21)n−2 an−31=(21−31)(−21)n−2 an−31=61(−21)n−2 an=31+61(−21)n−2 an=31+61(−21)n−2=31+32(−21)n