関数 $\frac{e^x}{\log x}$ を微分せよ。

解析学微分関数の微分商の微分
2025/6/2

1. 問題の内容

関数 exlogx\frac{e^x}{\log x} を微分せよ。

2. 解き方の手順

この関数は商の形をしているので、商の微分公式を使用します。商の微分公式は次のとおりです。
(uv)=uvuvv2(\frac{u}{v})' = \frac{u'v - uv'}{v^2}
ここで、u=exu = e^xv=logxv = \log x とします。
まず、uuvvの微分を計算します。
u=(ex)=exu' = (e^x)' = e^x
v=(logx)=1xv' = (\log x)' = \frac{1}{x}
次に、商の微分公式に代入します。
(exlogx)=exlogxex1x(logx)2(\frac{e^x}{\log x})' = \frac{e^x \log x - e^x \cdot \frac{1}{x}}{(\log x)^2}
最後に、式を整理します。
(exlogx)=ex(logx1x)(logx)2(\frac{e^x}{\log x})' = \frac{e^x (\log x - \frac{1}{x})}{(\log x)^2}
(exlogx)=ex(xlogx1)x(logx)2(\frac{e^x}{\log x})' = \frac{e^x (x \log x - 1)}{x (\log x)^2}

3. 最終的な答え

ex(xlogx1)x(logx)2\frac{e^x (x \log x - 1)}{x (\log x)^2}

「解析学」の関連問題

関数 $f: [0,1] \rightarrow [0,1]$ が $[0,1]$ 上で連続であるとき、$f(c) = c$ となる $c \in [0,1]$ が存在することを示してください。

連続関数中間値の定理不動点
2025/6/4

与えられた関数 $y = \sin^{-1}3x$, $y = \sin^{-1}\frac{x}{3}$, $y = \cos^{-1}3x$, $y = \cos^{-1}\frac{x}{3}$...

微分逆三角関数
2025/6/4

関数 $y = x + \sqrt{4-x^2}$ の最大値と最小値を求めます。

最大値最小値微分関数のグラフ定義域
2025/6/4

次の関数 $y = \frac{1}{x-2}$ の逆関数を求め、その逆関数の定義域と値域を求める。

逆関数関数の定義域関数の値域分数関数
2025/6/4

関数 $f(x)$ が与えられています。 $f(x) = \begin{cases} 0 & (x \in \mathbb{Q}) \\ x & (x \in \mathbb{R} \setminus...

連続性関数極限実数有理数無理数
2025/6/4

与えられた関数 $y = \sqrt{x-2} - 2$ について、問題を解く、あるいはこの関数について何かを尋ねているのだと思われます。 問題が明確ではないので、ここでは定義域を求めます。

関数定義域根号不等式
2025/6/4

関数 $y = \frac{2x-5}{x-2}$ のグラフを描き、定義域、値域、および漸近線を求めます。

関数のグラフ定義域値域漸近線分数関数双曲線
2025/6/4

与えられた9つの関数が、偶関数、奇関数、またはどちらでもないかを判定します。 偶関数は $f(-x) = f(x)$ を満たし、奇関数は $f(-x) = -f(x)$ を満たします。

関数の性質偶関数奇関数関数の判定
2025/6/4

関数 $y = x + \sin x$ の導関数 $y'$ を求めます。 $y' = 1 + \cos x$

極値導関数三角関数微分
2025/6/4

与えられた関数②〜⑥について、それぞれの極値を求める問題です。 ② $y = x + \frac{1}{x}$ ③ $y = x + \sin x \quad (0 \le x \le 2\pi)$ ...

極値導関数微分増減表
2025/6/4