ボールを初速度19.6 m/sで高さ0 mの位置から鉛直上方に投げ上げる。重力加速度の大きさは9.8 m/s²とする。 (1) 何秒後に最高点に到達するか。 (2) 最高点の高さは何mか。有効数字2桁で答えよ。 (3) 投げてから高さ0 mの位置に戻ってくるまで何秒かかるか。 (4) ボールの速さが9.8 m/sになる瞬間のボールの高さは何mか。有効数字2桁で求めよ。

応用数学力学運動重力物理
2025/3/26

1. 問題の内容

ボールを初速度19.6 m/sで高さ0 mの位置から鉛直上方に投げ上げる。重力加速度の大きさは9.8 m/s²とする。
(1) 何秒後に最高点に到達するか。
(2) 最高点の高さは何mか。有効数字2桁で答えよ。
(3) 投げてから高さ0 mの位置に戻ってくるまで何秒かかるか。
(4) ボールの速さが9.8 m/sになる瞬間のボールの高さは何mか。有効数字2桁で求めよ。

2. 解き方の手順

(1) 最高点では速度が0 m/sになる。鉛直方向の運動の公式 v=v0gtv = v_0 - gt を使用する。ここで、vvは最終速度、v0v_0は初速度、ggは重力加速度、ttは時間である。
0=19.69.8t0 = 19.6 - 9.8t
9.8t=19.69.8t = 19.6
t=19.69.8=2t = \frac{19.6}{9.8} = 2
(2) 最高点の高さを求めるには、鉛直方向の運動の公式 y=v0t12gt2y = v_0t - \frac{1}{2}gt^2 を使用する。ここで、yyは高さ、v0v_0は初速度、ggは重力加速度、ttは時間である。
y=19.6×212×9.8×22y = 19.6 \times 2 - \frac{1}{2} \times 9.8 \times 2^2
y=39.24.9×4y = 39.2 - 4.9 \times 4
y=39.219.6y = 39.2 - 19.6
y=19.620y = 19.6 \approx 20 (有効数字2桁)
(3) 投げてから高さ0 mの位置に戻ってくるまでの時間は、最高点に達する時間の2倍である。
t=2×2=4t = 2 \times 2 = 4
(4) ボールの速さが9.8 m/sになる瞬間の時間を求める。v=v0gtv = v_0 - gt より、
9.8=19.69.8t9.8 = 19.6 - 9.8t
9.8t=19.69.89.8t = 19.6 - 9.8
9.8t=9.89.8t = 9.8
t=1t = 1
その時の高さを求める。y=v0t12gt2y = v_0t - \frac{1}{2}gt^2
y=19.6×112×9.8×12y = 19.6 \times 1 - \frac{1}{2} \times 9.8 \times 1^2
y=19.64.9y = 19.6 - 4.9
y=14.715y = 14.7 \approx 15 (有効数字2桁)

3. 最終的な答え

(1) 2 s
(2) 20 m
(3) 4 s
(4) 15 m

「応用数学」の関連問題

完全競争市場における企業の総費用曲線が $TC = X^3 - 4X^2 + 8X + 6$ で与えられているとき、操業停止点における生産量(1)を求める問題です。ここでXは生産量です。

経済学最適化微分平均可変費用操業停止点
2025/6/7

完全競争市場における企業の総費用曲線が $TC = X^3 - 4X^2 + 8X + 6$ で与えられているとき、操業停止点価格を求める問題です。ここで、$X$ は生産量を表します。

経済学費用関数最適化微分操業停止点
2025/6/7

完全競争市場におけるある企業の総費用曲線が $TC = X^3 - 24X^2 + 394X$ (Xは生産量) で与えられているとき、この企業の損益分岐点における生産量 (1) を求める問題です。

経済学費用関数損益分岐点微分最適化
2025/6/7

完全競争市場における企業の総費用曲線 $TC = X^3 - 24X^2 + 394X$ が与えられているとき、損益分岐点における生産量と価格を求め、特に損益分岐点価格を答える問題です。

経済学費用関数損益分岐点微分最適化
2025/6/7

地面からの高さ20の位置Sから、水平方向に対して45°または30°の方向にボールを発射したとき、ボールが地面に落下するまでの水平距離を求める問題。そして、どちらの角度で発射した方が遠くまで飛ぶかを判断...

放物運動物理水平距離二次関数
2025/6/7

(1) 2人ゼロ和ゲームの最適な混合戦略を求めます。 (2) 2人非ゼロ和ゲームの混合戦略ナッシュ均衡を求めます。

ゲーム理論混合戦略ゼロ和ゲームナッシュ均衡
2025/6/7

地面から初速度14m/sで鉛直上向きに小球を投げ上げたとき、 (1) 投げ上げてから最高点に達するまでの時間と、 (2) 地面からの最高点の高さを求めよ。 ただし、重力加速度の大きさは$9.8 m/s...

物理力学鉛直投げ上げ運動方程式
2025/6/7

質量 $m$、ばね定数 $k$ の振動子が、ばね定数 $k'$ のばねで連結された連成振動系について、以下の問いに答える問題です。 (a) 各質点の運動方程式を立てる。 (b) 運動方程式の解を仮定し...

連成振動運動方程式特性方程式基準振動うなり
2025/6/7

質量 $m$ の物体が水平面上を $x$ の正方向に運動している。この物体は、速度 $v$ に比例し、運動方向と逆向きの力 $-\eta v$ ($\eta > 0$) を受ける。初期条件として、$t...

運動方程式微分方程式力学積分
2025/6/6

クインケ管において、C側の管を動かすと10cm動かすごとにDで聞こえる音が小さくなる。音速が340m/sのとき、音の波長と振動数を求める。

音波物理音速波長振動数クインケ管
2025/6/6