関数 $y = -\frac{1}{3}x^2$ のグラフと直線 $l$ が2点A, Bで交わっている。点Aの$x$座標が-3、点Bの$x$座標が9であるとき、以下の問題を解く。 (1) $\triangle OAB$ の面積を求める。 (2) 原点Oを通り、$\triangle OAB$ の面積を2等分する直線の式を求める。

幾何学二次関数グラフ面積三角形座標
2025/6/2

1. 問題の内容

関数 y=13x2y = -\frac{1}{3}x^2 のグラフと直線 ll が2点A, Bで交わっている。点Aのxx座標が-3、点Bのxx座標が9であるとき、以下の問題を解く。
(1) OAB\triangle OAB の面積を求める。
(2) 原点Oを通り、OAB\triangle OAB の面積を2等分する直線の式を求める。

2. 解き方の手順

(1) OAB\triangle OAB の面積を求める。
まず、点Aと点Bの座標を求める。
点Aのxx座標は-3なので、y=13(3)2=13(9)=3y = -\frac{1}{3}(-3)^2 = -\frac{1}{3}(9) = -3。よって、点Aの座標は(-3, -3)。
点Bのxx座標は9なので、y=13(9)2=13(81)=27y = -\frac{1}{3}(9)^2 = -\frac{1}{3}(81) = -27。よって、点Bの座標は(9, -27)。
直線ABの方程式を y=ax+by = ax + b とおく。
点A(-3, -3)を通るので、3=3a+b-3 = -3a + b
点B(9, -27)を通るので、27=9a+b-27 = 9a + b
この2つの式を連立して解く。
27(3)=9a(3a)-27 - (-3) = 9a - (-3a)
24=12a-24 = 12a
a=2a = -2
3=3(2)+b-3 = -3(-2) + b
3=6+b-3 = 6 + b
b=9b = -9
よって、直線ABの方程式は y=2x9y = -2x - 9
OAB\triangle OAB の面積は、直線ABと原点Oとの距離を高さ、ABABを底辺とする三角形の面積を計算することで求める。
直線 2x+y+9=02x + y + 9 = 0 と原点(0, 0)との距離は
d=2(0)+(0)+922+12=95=955d = \frac{|2(0) + (0) + 9|}{\sqrt{2^2 + 1^2}} = \frac{9}{\sqrt{5}} = \frac{9\sqrt{5}}{5}
AB=(9(3))2+(27(3))2=122+(24)2=144+576=720=125AB = \sqrt{(9-(-3))^2 + (-27-(-3))^2} = \sqrt{12^2 + (-24)^2} = \sqrt{144 + 576} = \sqrt{720} = 12\sqrt{5}
OAB\triangle OAB の面積は、座標を用いた方法で計算する。
OAB=12(3)(27)(9)(3)=1281+27=12108=54\triangle OAB = \frac{1}{2} |(-3)(-27) - (9)(-3)| = \frac{1}{2} |81 + 27| = \frac{1}{2} |108| = 54
(2) 原点Oを通り、OAB\triangle OAB の面積を2等分する直線の式を求める。
OAB\triangle OAB の面積を2等分する直線は、線分ABの中点を通る。
線分ABの中点Mの座標は (3+92,3272)=(62,302)=(3,15)\left(\frac{-3+9}{2}, \frac{-3-27}{2}\right) = \left(\frac{6}{2}, \frac{-30}{2}\right) = (3, -15)
原点O(0, 0)と中点M(3, -15)を通る直線の傾きは 15030=153=5\frac{-15-0}{3-0} = \frac{-15}{3} = -5
よって、求める直線の式は y=5xy = -5x

3. 最終的な答え

(1) OAB\triangle OAB の面積: 54
(2) 原点Oを通り、OAB\triangle OAB の面積を2等分する直線の式: y=5xy = -5x

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