大小2つのサイコロを同時に投げ、大きいサイコロの目を $x$ 座標、小さいサイコロの目を $y$ 座標とする点 $P$ を定める。 (1) 点 $P$ が一次関数 $y = -x + 5$ のグラフ上にある確率を求める。 (2) 点 $P$ が傾き $\frac{1}{2}$ 、切片が1である直線のグラフ上にある確率を求める。

確率論・統計学確率サイコロ一次関数場合の数
2025/3/26

1. 問題の内容

大小2つのサイコロを同時に投げ、大きいサイコロの目を xx 座標、小さいサイコロの目を yy 座標とする点 PP を定める。
(1) 点 PP が一次関数 y=x+5y = -x + 5 のグラフ上にある確率を求める。
(2) 点 PP が傾き 12\frac{1}{2} 、切片が1である直線のグラフ上にある確率を求める。

2. 解き方の手順

(1)
サイコロの目は1から6なので、xxyyは1から6の値を取りうる。
y=x+5y = -x + 5xx = 1, 2, 3, 4, 5, 6 を代入し、yy が 1から6の範囲になるものを探す。
x=1x = 1 のとき y=1+5=4y = -1 + 5 = 4
x=2x = 2 のとき y=2+5=3y = -2 + 5 = 3
x=3x = 3 のとき y=3+5=2y = -3 + 5 = 2
x=4x = 4 のとき y=4+5=1y = -4 + 5 = 1
x=5x = 5 のとき y=5+5=0y = -5 + 5 = 0 (不適)
x=6x = 6 のとき y=6+5=1y = -6 + 5 = -1 (不適)
よって条件を満たすのは (x,y)=(1,4),(2,3),(3,2),(4,1)(x, y) = (1, 4), (2, 3), (3, 2), (4, 1) の4通り。
大小2つのサイコロの目の出方は全部で 6×6=366 \times 6 = 36 通り。
したがって、求める確率は 436=19\frac{4}{36} = \frac{1}{9}
(2)
傾き 12\frac{1}{2} 、切片が1である直線の式は y=12x+1y = \frac{1}{2} x + 1
xx = 1, 2, 3, 4, 5, 6 を代入し、yy が 1から6の範囲になるものを探す。
x=1x = 1 のとき y=12+1=32y = \frac{1}{2} + 1 = \frac{3}{2} (不適)
x=2x = 2 のとき y=1+1=2y = 1 + 1 = 2
x=3x = 3 のとき y=32+1=52y = \frac{3}{2} + 1 = \frac{5}{2} (不適)
x=4x = 4 のとき y=2+1=3y = 2 + 1 = 3
x=5x = 5 のとき y=52+1=72y = \frac{5}{2} + 1 = \frac{7}{2} (不適)
x=6x = 6 のとき y=3+1=4y = 3 + 1 = 4
よって条件を満たすのは (x,y)=(2,2),(4,3),(6,4)(x, y) = (2, 2), (4, 3), (6, 4) の3通り。
したがって、求める確率は 336=112\frac{3}{36} = \frac{1}{12}

3. 最終的な答え

(1) 19\frac{1}{9}
(2) 112\frac{1}{12}

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