一辺が5の立方体において、BHとDFの交点をKとするとき、∠BKFをαとおき、cosαを求める問題。

幾何学立方体空間図形余弦定理角度ベクトルの内積
2025/6/2

1. 問題の内容

一辺が5の立方体において、BHとDFの交点をKとするとき、∠BKFをαとおき、cosαを求める問題。

2. 解き方の手順

(1) まず、△BKFがどのような三角形であるかを考察する。
立方体の対称性より、BHとDFは交わることがわかる。交点をKとする。
まず、BF = 5。次に、BKとFKの長さを求める必要がある。
(2) KはDFの中点であることから、FK = DF/2 である。
DFは、問題文の例題18-1より DF=53DF = 5\sqrt{3} であるから、FK=532FK = \frac{5\sqrt{3}}{2} となる。
(3) 次に、BKの長さを求める。
立方体の対角線であるBHの長さを求めると、BH = 52+(52)2=53\sqrt{5^2 + (5\sqrt{2})^2} = 5\sqrt{3}.
KはBH上にあり、かつDKとBHが直交していることから、三角錐D-BFHを考えると、DKと面BFHは垂直である。
そのため、BK = 12\frac{1}{2} BH = 532\frac{5\sqrt{3}}{2} となる。
(4) したがって、BF = 5, BK = 532\frac{5\sqrt{3}}{2}, FK = 532\frac{5\sqrt{3}}{2} より、△BKFはBK = FKの二等辺三角形である。
(5) cosαを求めるために、余弦定理を用いる。
BF2=BK2+FK22BKFKcosαBF^2 = BK^2 + FK^2 - 2 \cdot BK \cdot FK \cdot cos\alpha
52=(532)2+(532)22532532cosα5^2 = (\frac{5\sqrt{3}}{2})^2 + (\frac{5\sqrt{3}}{2})^2 - 2 \cdot \frac{5\sqrt{3}}{2} \cdot \frac{5\sqrt{3}}{2} \cdot cos\alpha
25=754+7542754cosα25 = \frac{75}{4} + \frac{75}{4} - 2 \cdot \frac{75}{4} \cdot cos\alpha
25=15041504cosα25 = \frac{150}{4} - \frac{150}{4} \cdot cos\alpha
25=752752cosα25 = \frac{75}{2} - \frac{75}{2} \cdot cos\alpha
752cosα=75225=75502=252\frac{75}{2} \cdot cos\alpha = \frac{75}{2} - 25 = \frac{75-50}{2} = \frac{25}{2}
cosα=25/275/2=2575=13cos\alpha = \frac{25/2}{75/2} = \frac{25}{75} = \frac{1}{3}

3. 最終的な答え

cosα = 1/3

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