1. 問題の内容
が の必要条件になるための、正の整数 の最大値を求めよ。
2. 解き方の手順
まず、 を解きます。絶対値の不等式は以下のように変形できます。
各辺に3を加えると、
次に、 を解きます。同様に、
各辺に2を加えると、
が の必要条件であるということは、 ならば が成り立つということです。
つまり、 かつ が成り立つ必要があります。
より、
より、
両方の条件を満たすためには、 である必要があります。
問題では、正の整数 の最大値を求めているので、条件を満たす最も大きな の値を探します。しかし、問題文を再度確認すると、 が の必要条件になるための正の整数 の最大値を求める、とあります。は条件を満たす最小の値ではないことに注意します。
がに含まれることが必要であるので、必要条件であるためには かつ が成り立つ必要がある。より。は正の整数であるので、の最小値は7である。必要条件となる正の整数 の最大値を求める問題なので、条件を満たす は を満たす。問題文に記載されている170 は関係ない。
3. 最終的な答え
正の整数 の最大値は存在しません。 問題文には正の整数の最大値を求めるとあるが、より の最大値は存在しない。もし、問題文が「必要条件となる**最小**の正の整数 を求めよ」であれば、答えは7となる。