2次関数 $y = mx^2 + (m+1)x + m$ において、yの値が常に正となるような定数 $m$ の値の範囲を求める。

代数学二次関数不等式判別式二次不等式
2025/6/2

1. 問題の内容

2次関数 y=mx2+(m+1)x+my = mx^2 + (m+1)x + m において、yの値が常に正となるような定数 mm の値の範囲を求める。

2. 解き方の手順

yの値が常に正となるためには、以下の2つの条件を満たす必要がある。
(1) m>0m > 0 (上に凸ではない)
(2) 判別式 D<0D < 0 (x軸と交わらない)
まず、判別式 DD を計算する。
D=(m+1)24m2=m2+2m+14m2=3m2+2m+1D = (m+1)^2 - 4m^2 = m^2 + 2m + 1 - 4m^2 = -3m^2 + 2m + 1
D<0D < 0 より、 3m2+2m+1<0-3m^2 + 2m + 1 < 0
両辺に-1を掛けて不等号の向きを変える。
3m22m1>03m^2 - 2m - 1 > 0
(3m+1)(m1)>0(3m + 1)(m - 1) > 0
したがって、 m<13m < -\frac{1}{3} または m>1m > 1
(1)の条件 m>0m > 0 と合わせると、m>1m > 1

3. 最終的な答え

m>1m > 1

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