まず、f′(x)を計算し、増減表を作成する。 f′(x)=3x2−18x+24=3(x2−6x+8)=3(x−2)(x−4). f′(x)=0 となる x の値は、x=2,4である。 増減表は以下のようになる。
x | 0 | ... | 2 | ... | 4 | ... ------- | -------- | -------- | -------- | -------- | -------- | --------
f′(x) | + | + | 0 | - | 0 | + ------- | -------- | -------- | -------- | -------- | -------- | --------
f(x) | 0 | ↑ | 極大値 | ↓ | 極小値 | ↑ f(2)=23−9(22)+24(2)=8−36+48=20, f(4)=43−9(42)+24(4)=64−144+96=16. 次に、a の値によって最大値がどのように変化するかを考える。 (1) 0≤a≤2 のとき、最大値は f(a)=a3−9a2+24a (2) 2≤a≤4 のとき、最大値は f(2)=20 (3) 4≤a のとき、f(a)とf(2)を比較する必要がある。f(a)>f(2)になるのは、a>4のときである。 f(a)>20となるaを求める。 a3−9a2+24a>20 a3−9a2+24a−20>0 (a−2)(a2−7a+10)>0 (a−2)(a−2)(a−5)>0 (a−2)2(a−5)>0 a>5のとき、f(a)>20となる。 f(4)=16 であり、f(2)=20 であるから、2≤a<5のときはf(2)=20 が最大値である。 a≥5のときは、f(a) が最大値となる。 したがって、
- 0≤a≤2 のとき、最大値は f(a)=a3−9a2+24a. - 2≤a≤5 のとき、最大値は f(2)=20. - a≥5 のとき、最大値は f(a)=a3−9a2+24a. 問題文の形式に合わせる。
f′(x)=3(x−2)(x−4) 増減表を書いて a の値をを変えて最大値を調べることにより、f(x) の最大値は a3−9a2+24a (a≤2のとき) 20 (2≤a≤5 のとき) 15 → 3
16 → 2
17 → 4
18 → 2
19 → 5
20 → 2