まず、通電時間(秒)を計算する。
次に、電気量(クーロン)を計算する。
ファラデーの法則を用いて、析出する銅の物質量(モル)を計算する。
最後に、析出する銅の質量(グラム)を計算する。
なお、ファラデー定数 F=96500C/mol、銅の原子量 Cu=63.5g/molを用いる。 (1) 通電時間(秒):
t=16 分×60 秒/分+5 秒=960+5=965 秒 (2) 電気量(クーロン):
Q=I×t=4.00 A×965 秒=3860 クーロン (3) 析出する銅の物質量(モル):
塩化銅(II)水溶液の電気分解における反応式は、
Cu2++2e−→Cu であるから、銅1モルを析出させるためには2モルの電子が必要となる。
n=2FQ=2×96500 C/mol3860 C=1930003860 mol=0.0200 mol (4) 析出する銅の質量(グラム):
m=n×Cu=0.0200 mol×63.5 g/mol=1.27 g