まず、与えられた関数を変形します。
x2−x+2 を x+1 で割ると、商は x−2、余りは 4 となるので、 y=x−2+x+14 と変形できます。
次に、この関数の増減を調べます。
y′=1−(x+1)24=(x+1)2(x+1)2−4=(x+1)2x2+2x+1−4=(x+1)2x2+2x−3=(x+1)2(x+3)(x−1) となります。y′=0 となるのは x=−3,1 のときです。 また、x=−1 で定義されないので、注意が必要です。 増減表は以下のようになります。
| x | ... | -3 | ... | -1 | ... | 1 | ... |
|------|------|------|------|------|------|------|------|
| y' | + | 0 | - | | - | 0 | + |
| y | ↗ | -8 | ↘ | | ↘ | 0 | ↗ |
x=−3 のとき y=−3−2+−3+14=−5−2=−7 x=1 のとき y=1−2+1+14=−1+2=1 x=−3 で極大値 y=−7 をとり、x=1 で極小値 y=1 をとります。 漸近線を求めます。
limx→−1+0y=−∞ limx→−1−0y=+∞ y=x−2+x+14 において、x→∞ あるいは x→−∞ のとき、x+14→0 となるので、y=x−2 も漸近線となります。 以上の情報をもとに、グラフの概形を描きます。