まず、根号の中身を因数分解します。
x2−10x+25 は (x−5)2 に因数分解できます。 x2+4x+4 は (x+2)2 に因数分解できます。 したがって、
x2−10x+25+x2+4x+4=(x−5)2+(x+2)2 となります。
ここで、a2=∣a∣ であることを利用すると、 (x−5)2+(x+2)2=∣x−5∣+∣x+2∣ となります。絶対値記号を外すには、場合分けが必要です。
x−5<0 なので ∣x−5∣=−(x−5)=−x+5 x+2<0 なので ∣x+2∣=−(x+2)=−x−2 したがって、 ∣x−5∣+∣x+2∣=(−x+5)+(−x−2)=−2x+3 場合2: −2≤x<5 のとき x−5<0 なので ∣x−5∣=−(x−5)=−x+5 x+2≥0 なので ∣x+2∣=x+2 したがって、 ∣x−5∣+∣x+2∣=(−x+5)+(x+2)=7 x−5≥0 なので ∣x−5∣=x−5 x+2>0 なので ∣x+2∣=x+2 したがって、 ∣x−5∣+∣x+2∣=(x−5)+(x+2)=2x−3 しかし、問題文では「xの多項式で表せ」とあるため場合分けは不要と解釈し、
(x−5)2=x−5 , (x+2)2=x+2 として計算します。 x2−10x+25+x2+4x+4=(x−5)+(x+2)=2x−3