与えられた式 $ |2\sqrt{2} - \pi| + \left| \frac{1+\sqrt{2}}{1-\sqrt{2}} \right| $ を計算せよ。

代数学絶対値有理化式の計算平方根
2025/6/3

1. 問題の内容

与えられた式 22π+1+212 |2\sqrt{2} - \pi| + \left| \frac{1+\sqrt{2}}{1-\sqrt{2}} \right| を計算せよ。

2. 解き方の手順

まず、22π|2\sqrt{2} - \pi| の絶対値を計算する。222\sqrt{2} は約 2×1.414=2.8282 \times 1.414 = 2.828 であり、π\pi は約 3.143.14 である。したがって、22π2\sqrt{2} - \pi は負の値になる。絶対値を取るので、
22π=π22|2\sqrt{2} - \pi| = \pi - 2\sqrt{2} となる。
次に、1+212\left| \frac{1+\sqrt{2}}{1-\sqrt{2}} \right| を計算する。分母を有理化するために、分子と分母に 1+21+\sqrt{2} をかける。
1+212=(1+2)(1+2)(12)(1+2)=1+22+212=3+221=322 \frac{1+\sqrt{2}}{1-\sqrt{2}} = \frac{(1+\sqrt{2})(1+\sqrt{2})}{(1-\sqrt{2})(1+\sqrt{2})} = \frac{1 + 2\sqrt{2} + 2}{1 - 2} = \frac{3 + 2\sqrt{2}}{-1} = -3 - 2\sqrt{2}
したがって、
1+212=322=3+22\left| \frac{1+\sqrt{2}}{1-\sqrt{2}} \right| = |-3 - 2\sqrt{2}| = 3 + 2\sqrt{2} となる。
最後に、これらの値を足し合わせる。
22π+1+212=(π22)+(3+22)=π+3|2\sqrt{2} - \pi| + \left| \frac{1+\sqrt{2}}{1-\sqrt{2}} \right| = (\pi - 2\sqrt{2}) + (3 + 2\sqrt{2}) = \pi + 3

3. 最終的な答え

π+3\pi + 3

「代数学」の関連問題

$(1 + \sqrt{2} - \sqrt{3})^2$ を計算します。

式の展開平方根計算
2025/6/4

与えられた8つの式を計算する問題です。各式は平方根を含んでいます。

平方根式の計算根号の計算
2025/6/4

与えられた4つの行列の階数(ランク)を求めます。

線形代数行列ランク
2025/6/4

与えられた関数 $y = 2x^2 - 1$ について、$x \geq 0$ という条件の下で、定義域と値域を求める。

関数定義域値域二次関数
2025/6/4

与えられた対数の計算問題を解きます。問題は以下の2つです。 (3) $\log_2 20 - \log_2 5\sqrt{2}$ (4) $\frac{1}{2}\log_3 5 - \log_3 \...

対数対数計算対数の性質
2025/6/4

与えられた行列を用いて表現された連立一次方程式を、逆行列を使って解く問題です。連立一次方程式は以下の通りです。 $ \begin{bmatrix} 5 & -2 & 2 \\ 3 & -1 & 2 \...

線形代数連立一次方程式逆行列行列式余因子行列随伴行列
2025/6/4

生徒A, B, Cの昨日の運動時間を調べた。生徒Bの運動時間は生徒Aの運動時間の2倍、生徒Cの運動時間は生徒Bの運動時間より30分短い。3人の運動時間の合計が320分のとき、生徒Aの運動時間を求める。

一次方程式一次関数方程式グラフ
2025/6/4

この問題は、次の計算問題と因数分解の問題です。 (1) 四則演算の問題が4つあります。 1. $-10-3$ 2. $(-9) \times (+4) \div (-6)$ 3...

四則演算因数分解式展開文字式
2025/6/4

実数 $x, y, z$ が次の3つの関係式を満たすとき、$xyz$, $xy+yz+zx$, $x^2+y^2+z^2$, $x^5+y^5+z^5$ の値を求めよ。 (1) $x+y+z=0$ (...

多項式対称式因数分解実数
2025/6/4

次の2次方程式が重解を持つように、定数 $k$ の値を定め、そのときの重解を求めよ。 (1) $2x^2 + kx + k = 0$ (2) $x^2 + (k-1)x + (k+2) = 0$

二次方程式判別式重解
2025/6/4