(1) f(0)=f(4) より f(0)=∣(−α)(−β)∣=∣αβ∣ f(4)=∣(4−α)(4−β)∣=∣16−4(α+β)+αβ∣ したがって、∣αβ∣=∣16−4(α+β)+αβ∣ が成り立つ。 αβ=16−4(α+β)+αβ の場合、 0=16−4(α+β) より、 α+β=4 αβ=−16+4(α+β)−αβ の場合、 2αβ=4(α+β)−16 αβ=2(α+β)−8 0<α<β<4 より 0<α+β<8. f(x)=∣(x−α)(x−β)∣=∣x2−(α+β)x+αβ∣ α+β=4 の場合、頂点の x 座標は 2α+β=24=2 となり、これは 0<α<β<4 を満たす。 α+β>4 の場合、2(α+β)−8>0 であり、αβ>0 を満たす。 α+β<4 の場合、2(α+β)−8<0 であり、αβ<0 となるが、0<α<β なので αβ>0 であるため矛盾。 したがって、α+β=4 (2) f(x)=∣(x−α)(x−β)∣ の最大値が M となる x がちょうど3つあるとき、 0≤x≤4 の範囲で、x=0,x=4 で最大値 f(0)=f(4)=M をとる必要がある。 (1)より、α+β=4 なので、β=4−α f(x)=∣(x−α)(x−4+α)∣=∣x2−4x+α(4−α)∣=∣x2−4x+4α−α2∣ f(x) の最小値は、α<x<β の範囲で0になる。 f(x) の最大値は、x=0,x=4 で ∣4α−α2∣ となる。 頂点の x 座標は x=2 なので、f(2)=∣4−8+4α−α2∣=∣−4+4α−α2∣=∣−(α−2)2∣=(α−2)2 0<α<β<4 かつ α+β=4 なので、0<α<2 であり、2<β<4 となる。 したがって、f(2)=(α−2)2>0. f(x)=M となる x が3つであるとき、頂点の x 座標である x=2 における f(2) が、M と等しくなる必要があり、f(x)=M は、f(0)=f(4)=M となる必要がある。 (α−2)2=∣4α−α2∣ であり、 4α−α2<0 になる必要があるため、f(2)=(α−2)2=−(4α−α2) (α−2)2=α2−4α+4=α2−4α+4 −(4α−α2)=α2−4α したがって、f(2)<0 にはなり得ないので、M=f(0)=f(4) ではない。 問題文をよく読むと、f(x)=Mとなるxがちょうど3つあるときと書いてある。
放物線 y=(x−α)(x−β) の頂点のy座標の絶対値と、f(0)=f(4)の値が等しくなる場合を考える。 (2α+β−α)(2α+β−β)=(2β−α)(2α−β)=−(2β−α)2 したがって、M=(2β−α)2 であり、M=f(0)=f(4)=αβ である。 (2β−α)2=αβ (β−α)2=4αβ β2−2αβ+α2=4αβ β2−6αβ+α2=0 β=4−α を代入すると、 (4−α)2−6α(4−α)+α2=0 16−8α+α2−24α+6α2+α2=0 8α2−32α+16=0 α2−4α+2=0 α=24±16−8=24±8=2±2 0<α<2<β<4 なので α=2−2, β=2+2 M=αβ=(2−2)(2+2)=4−2=2 (3) f(x)−mx=0 ∣(x−(2−2))(x−(2+2))∣−mx=0 ∣(x2−4x+2)∣=mx f(x)=mx が異なる3つの解をもつとき、 f(x)=∣x2−4x+2∣ のグラフと y=mx が3つの交点を持つ場合を考える。 x=0 は常に交点なので、x2−4x+2=0 は x=2±2 で交点を持つ。 f(x) のグラフは x=0,x=4 で f(x)=2 となる。 y=mxが、f(0)=0,f(4)=2の間を通るとき、傾き m は、0<m<21 x2−4x+2=mx が重解を持つとき x2−(4+m)x+2=0 D=(4+m)2−8=0 16+8m+m2−8=0 m2+8m+8=0 m=2−8±64−32=2−8±32=2−8±42=−4±22 したがって、0<m<−4+22