3直線AB, EF, CDは平行で、AB=8cm, CD=12cmである。 (1) BF:FDを求める。 (2) 線分EFの長さを求める。

幾何学相似平行線メネラウスの定理チェバの定理三角形
2025/3/27
40番の問題から解答します。

1. 問題の内容

3直線AB, EF, CDは平行で、AB=8cm, CD=12cmである。
(1) BF:FDを求める。
(2) 線分EFの長さを求める。

2. 解き方の手順

(1)
ABF\triangle ABFCDF\triangle CDF において、
ABCDAB \parallel CD より、ABF=CDF\angle ABF = \angle CDF (同位角)
BFA=DFC\angle BFA = \angle DFC (対頂角)
よって、ABFCDF\triangle ABF \sim \triangle CDF
したがって、BF:FD = AB:CD = 8:12 = 2:3
(2)
BFE\triangle BFEBCD\triangle BCD において、
EFCDEF \parallel CD より、BEF=BCD\angle BEF = \angle BCD (同位角)
EBF=DBC\angle EBF = \angle DBC (共通)
よって、BFEBCD\triangle BFE \sim \triangle BCD
したがって、BF:BD = EF:CD
(1)より、BF:FD = 2:3なので、BF:BD = 2:(2+3) = 2:5
よって、EF:12 = 2:5
5EF=245EF = 24
EF=245=4.8EF = \frac{24}{5} = 4.8

3. 最終的な答え

(1) BF:FD = 2:3
(2) 線分EFの長さ = 4.8cm
41番の問題を解答します。

1. 問題の内容

△ABCにおいて、辺BCを3等分する点をP, Qとし、辺ABの中点をMとする。線分AQとCMの交点をDとするとき、
(1) △CDQ∽△CMPを証明する。
(2) AD:DQを求める。

2. 解き方の手順

(1)
△CDQと△CMPにおいて、
∠CDQ = ∠CMP (対頂角)
BCを3等分するので、CQ = 23\frac{2}{3}BC
MPCQMP \parallel CQ より、∠DCQ = ∠MPC (錯角)
よって、2角がそれぞれ等しいので、△CDQ∽△CMP
(2)
メネラウスの定理より、
AMMBBPPCCDDA=1\frac{AM}{MB} \cdot \frac{BP}{PC} \cdot \frac{CD}{DA} = 1
MはABの中点なので、AM = MB, よってAMMB=1\frac{AM}{MB} = 1
BP:PC = 1:2
よって、
112CDDA=11 \cdot \frac{1}{2} \cdot \frac{CD}{DA} = 1
CDDA=2\frac{CD}{DA} = 2
CD:DA=2:1CD:DA = 2:1
次に、チェバの定理より、
AQQD=AD+DQQD=ADQD+1\frac{AQ}{QD} = \frac{AD+DQ}{QD} = \frac{AD}{QD} + 1
CDQCMP\triangle CDQ \sim \triangle CMP より、
CDCM=CQCP=21=2\frac{CD}{CM} = \frac{CQ}{CP} = \frac{2}{1} = 2
よって、CMCD=12\frac{CM}{CD} = \frac{1}{2}
ADCD=12\frac{AD}{CD} = \frac{1}{2}
メネラウスの定理より
AMMBBCCQQDDA=1\frac{AM}{MB} \cdot \frac{BC}{CQ} \cdot \frac{QD}{DA} = 1
1132QDDA=1\frac{1}{1} \cdot \frac{3}{2} \cdot \frac{QD}{DA} = 1
QDDA=23\frac{QD}{DA} = \frac{2}{3}
DAQD=32\frac{DA}{QD} = \frac{3}{2}
AD:DQ=3:2AD:DQ = 3:2

3. 最終的な答え

(1) △CDQ∽△CMP
(証明)
△CDQと△CMPにおいて、
∠CDQ = ∠MDP (対頂角)
MP//BCより、∠DCQ = ∠MPC(錯角)
2角がそれぞれ等しいので△CDQ∽△CMP
(2) AD:DQ = 3:2

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