統計的有意性が認められたときの最も適切な説明を選択する問題です。選択肢は以下の通りです。 A. 検定統計量の値が限界値を超えた B. 対立仮説が正しいことが証明された C. 実質的に意味のある結果が得られた D. 誤差が小さいことが証明された

確率論・統計学統計的有意性仮説検定検定統計量有意水準
2025/6/4

1. 問題の内容

統計的有意性が認められたときの最も適切な説明を選択する問題です。選択肢は以下の通りです。
A. 検定統計量の値が限界値を超えた
B. 対立仮説が正しいことが証明された
C. 実質的に意味のある結果が得られた
D. 誤差が小さいことが証明された

2. 解き方の手順

統計的有意性が認められるとは、帰無仮説が棄却されるということです。これは、検定統計量が事前に設定された有意水準に対応する臨界値を超えた場合に起こります。
* Aは、統計的有意性が認められる場合の正確な説明です。
* Bは、対立仮説が「証明された」わけではありません。統計的有意性は、対立仮説を支持する証拠があることを示唆するだけです。
* Cは、統計的に有意な結果が必ずしも実質的に意味があるとは限りません。効果量が小さい場合など、統計的に有意でも実用的な意味がない場合があります。
* Dは、誤差が小さいことが証明されたわけではありません。統計的有意性は、偶然によって結果が生じた可能性が低いことを意味します。

3. 最終的な答え

A. 検定統計量の値が限界値を超えた

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