A, B, Cのサイコロの目をそれぞれa,b,cとする。 a+b+c=6 となるa,b,cの組み合わせを求める問題である。 ただし、1≤a≤6, 1≤b≤6, 1≤c≤6 である。 まず、a′,b′,c′を、a′=a−1, b′=b−1, c′=c−1と定義する。 すると、a′≥0, b′≥0, c′≥0であり、a′+1+b′+1+c′+1=6となる。 したがって、a′+b′+c′=3となる非負整数の組み合わせを求めることになる。 これは、3つの区別できない球を3つの区別できる箱に入れる場合の数と同じである。
仕切りの考え方を用いて、球を3個、仕切りを2個並べる順列の数を求める。
つまり、5個の場所から2個の仕切りの場所を選ぶ組み合わせを考えれば良い。
組み合わせの数は、5C2=2!3!5!=2×15×4=10通り。 ただし、元の問題では、サイコロの目の最大値が6であるという条件がある。
a′+b′+c′=3を満たす非負整数a′,b′,c′に対して、a=a′+1,b=b′+1,c=c′+1であるから、a,b,cはそれぞれ1以上である。 また、a′≤3,b′≤3,c′≤3であるから、a≤4,b≤4,c≤4である。 したがって、a,b,cは6以下という条件も満たしている。 例えば、a′=3,b′=0,c′=0のとき、a=4,b=1,c=1となる。 a′=1,b′=1,c′=1のとき、a=2,b=2,c=2となる。 したがって、求める場合の数は10通りである。