初項が80、公差が-7の等差数列の初項から第$n$項までの和を$S_n$とするとき、$S_n$が最大となる$n$の値と、そのときの$S_n$の最大値を求める問題です。

代数学数列等差数列最大値
2025/3/27

1. 問題の内容

初項が80、公差が-7の等差数列の初項から第nn項までの和をSnS_nとするとき、SnS_nが最大となるnnの値と、そのときのSnS_nの最大値を求める問題です。

2. 解き方の手順

等差数列の一般項ana_nは、
an=a1+(n1)da_n = a_1 + (n-1)d
で与えられます。ここで、a1a_1は初項、ddは公差です。
この問題では、a1=80a_1 = 80d=7d = -7なので、
an=80+(n1)(7)=807n+7=877na_n = 80 + (n-1)(-7) = 80 - 7n + 7 = 87 - 7n
となります。
SnS_nが最大となるのは、ana_nが初めて負になる直前です。つまり、an>0a_n > 0を満たす最大のnnを求めることになります。
877n>087 - 7n > 0
87>7n87 > 7n
n<87712.43n < \frac{87}{7} \approx 12.43
したがって、n=12n = 12のとき、ana_nは正であり、n=13n = 13のとき、ana_nは負になります。a12=877×12=8784=3a_{12} = 87 - 7 \times 12 = 87 - 84 = 3a13=877×13=8791=4a_{13} = 87 - 7 \times 13 = 87 - 91 = -4 となります。
等差数列の和の公式は、
Sn=n2(a1+an)S_n = \frac{n}{2}(a_1 + a_n)
で与えられます。n=12n = 12のとき、
S12=122(80+3)=6(83)=498S_{12} = \frac{12}{2}(80 + 3) = 6(83) = 498
また、n=13n = 13のとき、
S13=132(804)=132(76)=13(38)=494S_{13} = \frac{13}{2}(80 - 4) = \frac{13}{2}(76) = 13(38) = 494
したがって、SnS_nが最大となるのは、n=12n = 12のときで、その最大値は498です。

3. 最終的な答え

n=12n = 12のとき、最大値 498498 をとる。

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