1. 問題の内容
正八面体ABCDEFを面BCDEに平行な平面で切り、正四角錐Pと、正八面体からPを除いた立体Qに分けます。PとQの体積の比を求めなさい。
2. 解き方の手順
まず、正八面体の体積を求めます。正八面体は、正四角錐を2つ合わせたものと考えることができます。
図から、正八面体の上の正四角錐の高さは5cmです。正八面体の中心を通る平面で切断したとき、正方形BCDEができるとすると、正方形BCDEの一辺の長さも5cmとなります。したがって、正方形BCDEの面積は、 となります。正四角錐の体積は、底面積 × 高さ × (1/3)で求められます。
正四角錐の体積は、となります。
正八面体の体積は、正四角錐2つ分の体積なので、となります。
次に、正八面体を切断してできた正四角錐Pの体積を求めます。
相似な立体の体積比は、相似比の3乗に等しくなります。
正四角錐Pと正八面体の上部の正四角錐の相似比は、5cm: (5cm+5cm) = 1:2となります。
したがって、体積比は となります。
正四角錐Pの体積は、正八面体の上部の正四角錐の体積の1/8となるので、となります。
最後に、立体Qの体積を求めます。立体Qの体積は、正八面体の体積から正四角錐Pの体積を引いたものなので、となります。
PとQの体積の比は、となります。
3. 最終的な答え
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