1. 問題の内容
(1) PA=PC, PB=PDであるとき、∠xの大きさを求める。
(2) BM=CM, CD⊥AB, BE⊥ACであるとき、∠yの大きさを求める。
2. 解き方の手順
(1)
三角形PACと三角形PBDはそれぞれ二等辺三角形である。
∠PAC = ∠PCA, ∠PBD = ∠PDBである。
∠APB = ∠CPD = x である。
∠PAC = ∠PCA = 35°
∠PBD = ∠PDB = 35°
三角形APCについて、∠APC + ∠PAC + ∠PCA = 180°より、
(2)
CD⊥ABより、∠CDA = 90°
BE⊥ACより、∠BEA = 90°
BM=CMより、AMはBCの中線である。
三角形ABCにおいて、CDとBEはそれぞれ頂点C, Bから対辺に下ろした垂線であり、その交点をDとする。
交点Dは三角形ABCの垂心である。
三角形BMCについて、∠BMC = 30°である。
三角形ABCにおいて、AMは中線なので、AMは三角形ABCの∠Aの二等分線である。
∠ABC = 90° - ∠BAC
∠ACB = 90° - ∠BAC
∠BAC = yとおくと、
三角形ABCにおいて、∠BEC = 90°なので、∠BCE = 90° - ∠EBC
同様に、∠CDA = 90°なので、∠DAC = 90° - ∠DCA
∠ABC = 90° - y
∠ACB = 90° - y
よって、
3. 最終的な答え
(1) ∠x = 110°
(2) ∠y = 60°