正の実数 $x, y$ に対して、$\frac{x+y}{2} \geq \sqrt{xy}$ が成り立つことを既知として、次の不等式を示す。 (1) 正の実数 $A, B, C, D$ に対して、$\frac{A+B+C+D}{4} \geq \sqrt[4]{ABCD}$ (2) 正の実数 $s, t, u$ に対して、$\frac{s+t+u}{3} \geq \sqrt[3]{stu}$
2025/3/27
1. 問題の内容
正の実数 に対して、 が成り立つことを既知として、次の不等式を示す。
(1) 正の実数 に対して、
(2) 正の実数 に対して、
2. 解き方の手順
(1) 相加相乗平均の関係を繰り返し用いる。
まず、 と に対して、既知の不等式を適用すると、
次に、 と を用いると、
よって、
(2) (1)の結果を用いる。
, , , とおくと、
両辺を4乗すると、
両辺をで割ると(より)、
両辺の3乗根をとると、
3. 最終的な答え
(1)
(2)