この問題は、統計学におけるt分布とF分布に関する問題です。 (3) 自由度10のt分布において、$t_{10}(0.01) = b_1$ となる $b_1$ を求めます。$t_{10}(0.01)$ は、自由度10のt分布において、上側確率が0.01となるt値を意味します。 (4) 自由度8のt分布において、$P(|t| > b_2) = 0.05$ となる $b_2$ を求めます。これは、tの絶対値が $b_2$ より大きくなる確率が0.05となるような $b_2$ を求めることを意味します。 (5) 自由度(12,16)のF分布において、$P(F > c_1) = 0.025$ となる $c_1$ を求めます。これは、Fが $c_1$ より大きくなる確率が0.025となるような $c_1$ を求めることを意味します。

確率論・統計学t分布F分布統計的推測自由度確率
2025/6/5

1. 問題の内容

この問題は、統計学におけるt分布とF分布に関する問題です。
(3) 自由度10のt分布において、t10(0.01)=b1t_{10}(0.01) = b_1 となる b1b_1 を求めます。t10(0.01)t_{10}(0.01) は、自由度10のt分布において、上側確率が0.01となるt値を意味します。
(4) 自由度8のt分布において、P(t>b2)=0.05P(|t| > b_2) = 0.05 となる b2b_2 を求めます。これは、tの絶対値が b2b_2 より大きくなる確率が0.05となるような b2b_2 を求めることを意味します。
(5) 自由度(12,16)のF分布において、P(F>c1)=0.025P(F > c_1) = 0.025 となる c1c_1 を求めます。これは、Fが c1c_1 より大きくなる確率が0.025となるような c1c_1 を求めることを意味します。

2. 解き方の手順

(3) t10(0.01)=b1t_{10}(0.01) = b_1 を求めるには、t分布表を参照するか、統計ソフトウェアを使用します。自由度10のt分布において、上側確率が0.01となるt値を調べます。
(4) P(t>b2)=0.05P(|t| > b_2) = 0.05 を満たす b2b_2 を求めるには、自由度8のt分布表を参照するか、統計ソフトウェアを使用します。P(t>b2)=0.05P(|t| > b_2) = 0.05 は、P(t>b2)+P(t<b2)=0.05P(t > b_2) + P(t < -b_2) = 0.05 を意味し、t分布の対称性から、2P(t>b2)=0.052P(t > b_2) = 0.05、つまりP(t>b2)=0.025P(t > b_2) = 0.025 となります。 したがって、自由度8のt分布において、上側確率が0.025となるt値を調べます。
(5) P(F>c1)=0.025P(F > c_1) = 0.025 を満たす c1c_1 を求めるには、自由度(12,16)のF分布表を参照するか、統計ソフトウェアを使用します。自由度(12,16)のF分布において、上側確率が0.025となるF値を調べます。

3. 最終的な答え

(3) b1=2.764b_1 = 2.764
(4) b2=2.306b_2 = 2.306
(5) c1=3.23c_1 = 3.23

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