地上から小球を秒速 $am$ ($5 < a \le 30$) で真上に投げ上げたとき、投げ上げてから $x$ 秒後の地上からの高さを $y \ m$ とする。$y = -5x^2 + ax$ で表されるとき、以下の問いに答える。 (1) 真上に投げた小球が5秒後に地上に達するように定数 $a$ の値を定める。 (2) 小球の高さが最大になるのは、小球を投げてから何秒後か求める。 (3) 小球を投げてから1秒以上4秒以下の範囲で、小球の高さが最大となるのは、小球を投げてから何秒後か求める。

代数学二次関数放物線最大値グラフ
2025/6/5

1. 問題の内容

地上から小球を秒速 amam (5<a305 < a \le 30) で真上に投げ上げたとき、投げ上げてから xx 秒後の地上からの高さを y my \ m とする。y=5x2+axy = -5x^2 + ax で表されるとき、以下の問いに答える。
(1) 真上に投げた小球が5秒後に地上に達するように定数 aa の値を定める。
(2) 小球の高さが最大になるのは、小球を投げてから何秒後か求める。
(3) 小球を投げてから1秒以上4秒以下の範囲で、小球の高さが最大となるのは、小球を投げてから何秒後か求める。

2. 解き方の手順

(1)
小球が5秒後に地上に達するということは、x=5x=5 のとき y=0y=0 となることを意味する。したがって、与えられた式に x=5x=5y=0y=0 を代入して aa の値を求める。
0=5(5)2+a(5)0 = -5(5)^2 + a(5)
0=125+5a0 = -125 + 5a
5a=1255a = 125
a=25a = 25
(2)
小球の高さが最大になるのは、y=5x2+axy = -5x^2 + ax の頂点の xx 座標を求めれば良い。平方完成を行う。
y=5(x2a5x)y = -5(x^2 - \frac{a}{5}x)
y=5(x2a5x+(a10)2(a10)2)y = -5(x^2 - \frac{a}{5}x + (\frac{a}{10})^2 - (\frac{a}{10})^2)
y=5(xa10)2+a220y = -5(x - \frac{a}{10})^2 + \frac{a^2}{20}
したがって、頂点の xx 座標は a10\frac{a}{10} となる。
(1)より、a=25a = 25 なので、a10=2510=52=2.5\frac{a}{10} = \frac{25}{10} = \frac{5}{2} = 2.5
よって、2.5秒後
(3)
(2)より、頂点の xx 座標は 2.5 である。
定義域は 1x41 \le x \le 4 である。
x=2.5x = 2.51x41 \le x \le 4 の範囲に含まれるので、x=2.5x=2.5 で最大値を取る。
したがって、2.5秒後

3. 最終的な答え

(1) a=25a=25
(2) 2.5秒後
(3) 2.5秒後

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