この問題は、等差数列と等比数列の積の和の形をしています。このような数列の和を求めるには、数列全体に等比数列の公比を掛けて、元の数列との差を取るという手法を用います。
S=1⋅1+2⋅5+3⋅52+4⋅53+⋯+n⋅5n−1 次に、S に公比 5 を掛けた 5S を書きます。 5S=1⋅5+2⋅52+3⋅53+⋯+(n−1)⋅5n−1+n⋅5n S−5S=(1⋅1+2⋅5+3⋅52+4⋅53+⋯+n⋅5n−1)−(1⋅5+2⋅52+3⋅53+⋯+(n−1)⋅5n−1+n⋅5n) −4S=1+(2−1)⋅5+(3−2)⋅52+(4−3)⋅53+⋯+(n−(n−1))⋅5n−1−n⋅5n −4S=1+5+52+53+⋯+5n−1−n⋅5n 1+5+52+53+⋯+5n−1 は、初項 1、公比 5、項数 n の等比数列の和なので、 1+5+52+53+⋯+5n−1=5−11⋅(5n−1)=45n−1 したがって、
−4S=45n−1−n⋅5n S=−41⋅(45n−1−n⋅5n) S=161⋅(4n⋅5n−5n+1) S=16(4n−1)5n+1