この数列の和を求めるために、等比数列の和の公式を利用するテクニックを用います。
S=1⋅1+3⋅2+5⋅22+⋯+(2n−1)⋅2n−1 次に、S に 2 を掛けた 2S を計算し、S と 2S を並べて書きます。2S は S よりも項が一つずれるように書きます。 S=1⋅1+3⋅2+5⋅22+⋯+(2n−3)⋅2n−2+(2n−1)⋅2n−1 2S=1⋅2+3⋅22+⋯+(2n−5)⋅2n−2+(2n−3)⋅2n−1+(2n−1)⋅2n S から 2S を引くと以下のようになります。 S−2S=1+2⋅2+2⋅22+⋯+2⋅2n−2+2⋅2n−1−(2n−1)⋅2n −S=1+2(2+22+⋯+2n−1)−(2n−1)⋅2n 括弧の中は、初項 2, 公比 2, 項数 n−1 の等比数列の和なので、 2+22+⋯+2n−1=2−12(2n−1−1)=2n−2 よって、
−S=1+2(2n−2)−(2n−1)⋅2n=1+2n+1−4−(2n−1)⋅2n=2n+1−3−2n⋅2n+2n=2n+1+2n−3−2n⋅2n=2n(2+1−2n)−3=2n(3−2n)−3 S=3−(3−2n)2n=3+(2n−3)2n