与えられた積分 $\int xa^x dx$ を解く問題です。

解析学積分部分積分指数関数
2025/6/5

1. 問題の内容

与えられた積分 xaxdx\int xa^x dx を解く問題です。

2. 解き方の手順

この積分は部分積分を使って解きます。部分積分の公式は udv=uvvdu\int u dv = uv - \int v du です。
ここでは、以下のように uudvdv を選びます。
u=xu = x, dv=axdxdv = a^x dx
すると、du=dxdu = dx となり、v=axdx=axlnav = \int a^x dx = \frac{a^x}{\ln a} となります。
したがって、部分積分の公式に当てはめると、
xaxdx=xaxlnaaxlnadx\int xa^x dx = x \cdot \frac{a^x}{\ln a} - \int \frac{a^x}{\ln a} dx
=xaxlna1lnaaxdx= \frac{xa^x}{\ln a} - \frac{1}{\ln a} \int a^x dx
=xaxlna1lnaaxlna+C= \frac{xa^x}{\ln a} - \frac{1}{\ln a} \cdot \frac{a^x}{\ln a} + C
=xaxlnaax(lna)2+C= \frac{xa^x}{\ln a} - \frac{a^x}{(\ln a)^2} + C
=axlna(x1lna)+C= \frac{a^x}{\ln a} (x - \frac{1}{\ln a}) + C

3. 最終的な答え

xaxdx=axlna(x1lna)+C\int xa^x dx = \frac{a^x}{\ln a} (x - \frac{1}{\ln a}) + C

「解析学」の関連問題

放物線 $C_1: y = -x^2 + 2x$ 上の点 $P(a, -a^2 + 2a)$ における接線 $l_1$ の方程式を求め、原点 $O$ における $C_1$ の接線 $l_2$ との交点...

微分接線積分面積放物線
2025/6/6

C上を動く点Pがあり、Pからx軸に垂直な線を引いた交点をH、y軸に垂直な線を引いた交点をIとする。点Pのx座標をtとする。 (i) $1 < t < 6$ のとき、PHをtで表し、四角形OIPHが正方...

3次関数微分グラフ最大値二次方程式
2025/6/6

与えられた関数 $f(x)$ について、$f(1)$ の値を求め、さらに $y=f(x)$ のグラフの概形として最も適切なものを選択する。 関数は以下のように定義されています。 $f(x) = \be...

関数の定義関数の値グラフ区分関数放物線直線のグラフ連続性
2025/6/6

与えられた関数 $y = \frac{1}{\sqrt{x^2+x}}$ の微分 $y'$ を求める問題です。

微分合成関数チェーンルール関数の微分
2025/6/6

$\int \sin^3(x) dx$ を計算する問題です。積分定数は $C$ とします。

積分三角関数置換積分
2025/6/6

$\lim_{x \to 1} \frac{\sqrt{x} - 1}{x - 1}$ を計算する問題です。

極限関数の極限有理化微分
2025/6/6

$x = \cos^3 t$、 $y = \sin^3 t$ のとき、$\frac{dy}{dx}$と$\frac{d^2y}{dx^2}$を求めよ。

微分媒介変数表示導関数
2025/6/6

与えられた2つの関数を微分する問題です。 (1) $y = \frac{x}{(2x+1)^3}$ (2) $y = \frac{1}{\sqrt{x^2+x}}$

微分微分公式合成関数の微分商の微分
2025/6/6

関数 $f(x) = x^2 + 3x + 4$ の、$x=1$ における極限値を、極限値の基本性質を用いて計算します。

極限関数多項式関数
2025/6/6

多項式 $3x^2 + 3x + 4$ の $x = 1$ における極限値を求める問題です。

極限多項式
2025/6/6