関数 $f(x, y) = x^4 - 2x^2 + y^2$ の停留点を求める問題です。偏微分を計算し、それらが同時に0になる点を求め、問題文の条件 ⑦ < ⑨ < ⑪ を満たすように停留点のx座標を並べます。

解析学多変数関数偏微分停留点極値
2025/6/6

1. 問題の内容

関数 f(x,y)=x42x2+y2f(x, y) = x^4 - 2x^2 + y^2 の停留点を求める問題です。偏微分を計算し、それらが同時に0になる点を求め、問題文の条件 ⑦ < ⑨ < ⑪ を満たすように停留点のx座標を並べます。

2. 解き方の手順

まず、f(x,y)f(x, y)xx で偏微分します。
fx(x,y)=fx=4x34x=4x(x21)f_x(x, y) = \frac{\partial f}{\partial x} = 4x^3 - 4x = 4x(x^2 - 1)
次に、f(x,y)f(x, y)yy で偏微分します。
fy(x,y)=fy=2yf_y(x, y) = \frac{\partial f}{\partial y} = 2y
停留点では、fx(x,y)=0f_x(x, y) = 0 かつ fy(x,y)=0f_y(x, y) = 0 となります。
fy(x,y)=2y=0f_y(x, y) = 2y = 0 より、y=0y = 0
fx(x,y)=4x(x21)=0f_x(x, y) = 4x(x^2 - 1) = 0 より、x=0x = 0 または x2=1x^2 = 1 なので、x=0,1,1x = 0, 1, -1
したがって、停留点は (0,0)(0, 0), (1,0)(1, 0), (1,0)(-1, 0) です。
⑦ < ⑨ < ⑪ という条件から、停留点のx座標を小さい順に並べると、-1, 0, 1 となります。

3. 最終的な答え

停留点は (1,0)(-1, 0), (0,0)(0, 0), (1,0)(1, 0) です。
⑦ = -1
⑧ = 0
⑨ = 0
⑩ = 0
⑪ = 1
⑫ = 0

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