パラメータ表示の基本形は「特殊解 + 斉次解の線形結合」です。
与えられたパラメータ表示 1−11+p−2−2−1+q−12−1 を元に、各選択肢がこの形に変形できるか検討します。 または、パラメータ表示の自由度と選択肢のパラメータ表示の自由度を比較し、自由度が異なれば誤りであると判断できます。
選択肢1: −11−1+p−2−2−1+q−12−1 −11−1=1−11+−22−2=1−11+(−1)−2−2−1+(−2)−12−1 よって、p′=p−1,q′=q−2 とおくと、−11−1+p−2−2−1+q−12−1=1−11+p′−2−2−1+q′−12−1 と変形できるので、正しいです。 選択肢2: 132+p121 パラメータが p のみであり、q がありません。したがって、元のパラメータ表示と比較して自由度が足りないので誤りです。 選択肢3: −111+p−3−4−2+q−1−3−2 −3−4−2=a−2−2−1+b−12−1 −3=−2a−b −4=−2a+2b この連立方程式を解くと、b=−7/3、a=1/3 となり、−3−4−2は−2−2−1と−12−1の線形結合で表せる。 −1−3−2=c−2−2−1+d−12−1 −1=−2c−d −3=−2c+2d −2=−c−d この連立方程式を解くと、c=5/6、d=−2/3 となり、−1−3−2は−2−2−1と−12−1の線形結合で表せる。 また、−111=1−11+−220 −220が−2−2−1と−12−1の線形結合で表せる場合、正しいパラメータ表示になる。しかし、そうではないため、誤りです。 選択肢4: 032+p−100+q−1−2−1 同様に、線形結合の確認を行うことで、誤りだとわかります。
選択肢5: 132+p−2−2−1+q100 q100 とあるので、−12−1の線形結合で表せる必要があります。 100=a−2−2−1+b−12−1を満たすa,bは存在しないため誤り。