関数 $y = \frac{1}{2}x^2$ 上に2点 A, B があり、それぞれの x 座標は -4, 2 である。直線 AB と y 軸との交点を C とする。 (1) 直線 AB の式を求める。 (2) 原点 O を通り、三角形 AOB の面積を2等分する直線の式を求める。 (3) 三角形 AOB と三角形 CAD の面積が等しくなるような、半直線 AO 上の点 D の座標を求める。 (4) 三角形 AOB の面積が三角形 AEC の面積の4倍となるように、線分 OA 上に点 E をとる。直線 CE の式を求める。

幾何学二次関数図形面積直線座標
2025/6/6

1. 問題の内容

関数 y=12x2y = \frac{1}{2}x^2 上に2点 A, B があり、それぞれの x 座標は -4, 2 である。直線 AB と y 軸との交点を C とする。
(1) 直線 AB の式を求める。
(2) 原点 O を通り、三角形 AOB の面積を2等分する直線の式を求める。
(3) 三角形 AOB と三角形 CAD の面積が等しくなるような、半直線 AO 上の点 D の座標を求める。
(4) 三角形 AOB の面積が三角形 AEC の面積の4倍となるように、線分 OA 上に点 E をとる。直線 CE の式を求める。

2. 解き方の手順

(1)
点 A の座標は (4,12(4)2)=(4,8)(-4, \frac{1}{2}(-4)^2) = (-4, 8)、点 B の座標は (2,12(2)2)=(2,2)(2, \frac{1}{2}(2)^2) = (2, 2)
直線 AB の傾きは 282(4)=66=1\frac{2-8}{2-(-4)} = \frac{-6}{6} = -1
直線 AB の式を y=x+by = -x + b とおき、点 B(2, 2) を代入すると、2=2+b2 = -2 + b より b=4b = 4
したがって、直線 AB の式は y=x+4y = -x + 4
(2)
三角形 AOB の面積を2等分する直線は、辺 AB の中点を通る。
AB の中点 M の座標は (4+22,8+22)=(1,5)(\frac{-4+2}{2}, \frac{8+2}{2}) = (-1, 5)
原点 O(0, 0) と点 M(-1, 5) を通る直線の式は y=5xy = -5x
(3)
直線 AO の式は y=8040x=2xy = \frac{8-0}{-4-0}x = -2x
三角形 AOB の面積は、点 B から x 軸に下ろした垂線の足を B' とすると、三角形 OBB' の面積 + 台形 BB'A'A - 三角形 OAA' の面積。
三角形 OBB' の面積は 12×2×2=2\frac{1}{2} \times 2 \times 2 = 2。点 A から x 軸に下ろした垂線の足を A' とすると、A'(-4,0)。
台形 BB'A'A の面積は 12×(2+8)×(2(4))=12×10×6=30\frac{1}{2} \times (2+8) \times (2-(-4)) = \frac{1}{2} \times 10 \times 6 = 30
三角形 OAA' の面積は 12×4×8=16\frac{1}{2} \times 4 \times 8 = 16
三角形 AOB の面積は 2+3016=162+30-16 = 16
点 D の座標を (x,y)(x, y) とすると、y=2xy = -2x。三角形 CAD の面積は 12(xCxA)(yDyA)(xAxD)(yAyC)\frac{1}{2} |(x_C-x_A)(y_D-y_A) - (x_A-x_D)(y_A-y_C)|
点 C の座標は、直線 y=x+4y = -x+4 の y 切片なので (0, 4)。
三角形 CAD の面積は 12(0(4))(2x8)(4x)(84)=124(2x8)(4x)4=128x32+16+4x=124x16=2x8\frac{1}{2} |(0-(-4))(-2x-8) - (-4-x)(8-4)| = \frac{1}{2} |4(-2x-8) - (-4-x)4| = \frac{1}{2} |-8x-32 + 16 + 4x| = \frac{1}{2} |-4x-16| = |-2x-8|
三角形 AOB の面積と三角形 CAD の面積が等しいので、 2x8=16|-2x-8| = 16
2x8=16-2x-8 = 16 または 2x8=16-2x-8 = -16
2x=24-2x = 24 より x=12x = -12。または 2x=8-2x = -8 より x=4x = 4
点 D は半直線 AO 上にあるので x<0x<0。したがって x=12x = -12
y=2(12)=24y = -2(-12) = 24。点 D の座標は (-12, 24)。
(4)
三角形 AOB の面積が 16 である。三角形 AEC の面積は 16/4=416/4 = 4
点 E は線分 OA 上にある。AE の長さを h とすると、三角形 AEC の面積は 12×AC×hsinθ=4\frac{1}{2} \times AC \times h \sin \theta = 4。点 A (-4, 8) から原点 O(0, 0) までの距離 OA=(4)2+82=16+64=80=45OA = \sqrt{(-4)^2+8^2} = \sqrt{16+64} = \sqrt{80} = 4\sqrt{5}。直線 AO の式は y=2xy = -2x。CE の式を求める。
三角形 AOB の面積 = 16、三角形 AEC の面積 = 4。
面積比より、AE = OA/2。E は OA の中点。
Eの座標は (2,4)(-2, 4)。C の座標は (0,4)(0, 4)。CE の式は y=4y = 4

3. 最終的な答え

(1) y=x+4y = -x + 4
(2) y=5xy = -5x
(3) (12,24)(-12, 24)
(4) y=4y = 4

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