3つの図それぞれについて、点Pを通り、三角形ABCの面積を二等分する直線の式を求める問題です。

幾何学幾何学面積直線三角形座標平面
2025/6/6
はい、承知いたしました。

1. 問題の内容

3つの図それぞれについて、点Pを通り、三角形ABCの面積を二等分する直線の式を求める問題です。

2. 解き方の手順

(1)
まず、三角形ABCの面積を求めます。
次に、点Pを通る直線が辺BCと交わる点をDとします。三角形ABCの面積の半分になるように点Dの位置を決めます。
最後に、点Pと点Dを通る直線の式を求めます。
具体的な手順は以下の通りです。
ステップ1: 三角形ABCの面積を求める。
点A(3,5), B(-2,0), C(6,0)です。
BCを底辺とすると、BCの長さは6(2)=86 - (-2) = 8となります。
高さは点Aのy座標なので、5となります。
三角形ABCの面積は、8×5×12=208 \times 5 \times \frac{1}{2} = 20です。
ステップ2: 点Pを通る直線が辺BCと交わる点をD(x,0)とすると、三角形PBDの面積は10である必要がある。
点P(2,4), B(-2,0), D(x,0)です。
BDを底辺とすると、BDの長さはx(2)=x+2x - (-2) = x+2となります。
高さは点Pのy座標なので、4となります。
三角形PBDの面積は、12×(x+2)×4=2(x+2)\frac{1}{2} \times (x+2) \times 4 = 2(x+2) です。これが10に等しいので、
2(x+2)=102(x+2) = 10
x+2=5x+2 = 5
x=3x = 3
よって、点Dは(3,0)です。
ステップ3: 点P(2,4)と点D(3,0)を通る直線の式を求めます。
傾きは0432=4\frac{0-4}{3-2} = -4です。
y切片をbとすると、0=4×3+b0 = -4 \times 3 + bより、b=12b = 12です。
よって、求める直線の式はy=4x+12y = -4x + 12です。
(2)
点A(5,7), B(0,2), C(8,0), P(3,5)
ステップ1: 三角形ABCの面積を求める。
S=12(xAxC)(yByA)(xAxB)(yCyA)S = \frac{1}{2} |(x_A - x_C)(y_B - y_A) - (x_A - x_B)(y_C - y_A)|
S=12(58)(27)(50)(07)S = \frac{1}{2} |(5-8)(2-7) - (5-0)(0-7)|
S=12(3)(5)(5)(7)S = \frac{1}{2} |(-3)(-5) - (5)(-7)|
S=1215+35=12×50=25S = \frac{1}{2} |15 + 35| = \frac{1}{2} \times 50 = 25
ステップ2: 点Pを通る直線が辺BCと交わる点をD(x,y)とする。
直線BCの式は、y=0280x+2=14x+2y = \frac{0-2}{8-0}x + 2 = -\frac{1}{4}x + 2です。
したがって、Dは(x,14x+2)(x, -\frac{1}{4}x + 2)と表せる。
三角形BCDの面積は252=12.5\frac{25}{2} = 12.5である。
点B(0,2), C(8,0), D(x, 14x+2)-\frac{1}{4}x+2)
S=12(08)(14x+22)(0x)(02)S = \frac{1}{2} |(0-8)(-\frac{1}{4}x + 2 - 2) - (0-x)(0-2)|
S=12(8)(14x)(x)(2)S = \frac{1}{2} |(-8)(-\frac{1}{4}x) - (-x)(-2)|
S=122x2x=120=0S = \frac{1}{2} |2x - 2x| = \frac{1}{2} |0| = 0
この式では解けない
メネラウスの定理を使う
辺BC上に点Dがある場合、点Dは点Pを通り三角形ABCの面積を二等分するため、直線PDは三角形ABCを二等分する
中点Mを通り、直線BCと点Mで交わる。
M(5+02,7+22\frac{5+0}{2}, \frac{7+2}{2}) = (2.5, 4.5)
直線PMの式は y=4.552.53x+by = \frac{4.5-5}{2.5-3} x + b
y=x+by = x + b
5 = 3 + b => b = 2
y = x + 2
(3)
点A(4,7), B(0,1), C(8,3), P(7,4)
直線ABの式は傾き7140=32\frac{7-1}{4-0}=\frac{3}{2}
y=32x+1y = \frac{3}{2}x+1
点CからABに下ろした垂線の長さは32×83+1(32)2+1=123+194+1=10132=2013\frac{|\frac{3}{2} \times 8-3 +1|}{\sqrt{(\frac{3}{2})^2 +1}} = \frac{|12 - 3 + 1|}{\sqrt{\frac{9}{4} + 1}} = \frac{10}{\frac{\sqrt{13}}{2}} = \frac{20}{\sqrt{13}}
SABC=12×AB×2013S_{ABC} = \frac{1}{2} \times AB \times \frac{20}{\sqrt{13}}
AB = (40)2+(71)2=16+36=52=213\sqrt{(4-0)^2+(7-1)^2}=\sqrt{16+36} = \sqrt{52} = 2\sqrt{13}
SABC=12×213×2013=20S_{ABC} = \frac{1}{2} \times 2\sqrt{13} \times \frac{20}{\sqrt{13}} = 20
ABの中点(4+02,7+12)=(2,4)=D\frac{4+0}{2},\frac{7+1}{2}) = (2,4) = D
PD : y=a(x7)+4y = a(x-7)+4
4 = a(2-7)+4
0 = -5a
a = 0
y = 4

3. 最終的な答え

(1) y=4x+12y = -4x + 12
(2) y=x+2y = x + 2
(3) y=4y = 4

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