与えられたベン図において、各領域の要素の個数が $a, b, c, d$ で表されるとき、集合 $A, B, A \cap B, A \cup B$ の要素の個数を $a, b, c, d$ を用いて表す問題です。

離散数学集合ベン図要素の個数論理
2025/3/27

1. 問題の内容

与えられたベン図において、各領域の要素の個数が a,b,c,da, b, c, d で表されるとき、集合 A,B,AB,ABA, B, A \cap B, A \cup B の要素の個数を a,b,c,da, b, c, d を用いて表す問題です。

2. 解き方の手順

ベン図からそれぞれの集合に含まれる要素の個数を読み取ります。
* n(A)n(A) は集合 AA の要素の個数なので、AA に含まれる領域 aabb の要素の個数を足し合わせます。
n(A)=a+bn(A) = a + b
* n(B)n(B) は集合 BB の要素の個数なので、BB に含まれる領域 bbcc の要素の個数を足し合わせます。
n(B)=b+cn(B) = b + c
* n(AB)n(A \cap B) は集合 AABB の共通部分の要素の個数なので、AABB の重なりである領域 bb の要素の個数となります。
n(AB)=bn(A \cap B) = b
* n(AB)n(A \cup B) は集合 AABB の和集合の要素の個数なので、AA または BB に含まれる領域 a,b,ca, b, c の要素の個数を足し合わせます。
n(AB)=a+b+cn(A \cup B) = a + b + c

3. 最終的な答え

n(A)=a+bn(A) = a + b
n(B)=b+cn(B) = b + c
n(AB)=bn(A \cap B) = b
n(AB)=a+b+cn(A \cup B) = a + b + c

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