赤玉と白玉が合計7個入っている袋がある。袋の中の赤玉の個数を $n$ ($n \ge 2$)とする。この袋から2個の玉を同時に取り出すとき、赤玉を2個取り出す確率と、赤玉と白玉を1個ずつ取り出す確率が等しくなるような $n$ の値を求める。

確率論・統計学確率組み合わせ期待値
2025/6/6

1. 問題の内容

赤玉と白玉が合計7個入っている袋がある。袋の中の赤玉の個数を nnn2n \ge 2)とする。この袋から2個の玉を同時に取り出すとき、赤玉を2個取り出す確率と、赤玉と白玉を1個ずつ取り出す確率が等しくなるような nn の値を求める。

2. 解き方の手順

まず、全事象の数、つまり7個の玉から2個を選ぶ場合の数を求める。これは組み合わせで表され、7C2_7C_2 となる。
次に、赤玉を2個取り出す場合の数を求める。赤玉がnn個あるので、これはnC2_nC_2となる。
赤玉と白玉を1個ずつ取り出す場合の数を求める。赤玉がnn個、白玉が7n7-n個あるので、これはnC1×7nC1=n(7n)_nC_1 \times _{7-n}C_1 = n(7-n)となる。
問題文より、赤玉を2個取り出す確率と、赤玉と白玉を1個ずつ取り出す確率が等しいので、次のような式が成り立つ。
nC27C2=n(7n)7C2\frac{_nC_2}{_7C_2} = \frac{n(7-n)}{_7C_2}
分母が共通なので、分子のみ比較する。
nC2=n(7n)_nC_2 = n(7-n)
組み合わせの公式を使うと、
n(n1)2=n(7n)\frac{n(n-1)}{2} = n(7-n)
n2n \ge 2なので、nnで割ることができる。
n12=7n\frac{n-1}{2} = 7-n
両辺に2をかける。
n1=142nn-1 = 14-2n
3n=153n = 15
n=5n = 5

3. 最終的な答え

5

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