曲線 $y = x^2 - 1$ と $x$軸で囲まれた部分を $x$軸の周りに回転させてできる立体の体積を求める問題です。積分を用いて体積を計算する過程が示されており、空欄を埋める形式になっています。

解析学積分回転体の体積定積分偶関数
2025/6/7

1. 問題の内容

曲線 y=x21y = x^2 - 1xx軸で囲まれた部分を xx軸の周りに回転させてできる立体の体積を求める問題です。積分を用いて体積を計算する過程が示されており、空欄を埋める形式になっています。

2. 解き方の手順

* **ステップ1: 回転体の体積の公式の適用**
y=f(x)y=f(x)xx軸周りに回転させてできる立体の体積 VV は、積分を用いて
V=πab(f(x))2dxV = \pi \int_{a}^{b} (f(x))^2 dx
で表されます。aabb は積分範囲を表します。問題文では、f(x)=x21f(x) = x^2 - 1なので、
V=ABC(x21)DdxV = A \int_{B}^{C} (x^2 - 1)^D dx
となり、A=πA = \pi, D=2D=2 であることがわかります。積分範囲は、x21=0x^2 - 1 = 0 を解くと、x=±1x = \pm 1 なので、B=1B = -1, C=1C = 1 です。
* **ステップ2: 積分範囲の変更**
関数 (x21)2(x^2 - 1)^2 は偶関数であるため、積分範囲を 00 から 11 に変更し、22倍することで計算を簡単にできます。
V=π11(x21)2dx=2π01(x21)2dxV = \pi \int_{-1}^{1} (x^2 - 1)^2 dx = 2\pi \int_{0}^{1} (x^2 - 1)^2 dx
問題文では、
V=2EFG(xHIx2+1)dxV = 2E \int_{F}^{G} (x^H - Ix^2 + 1) dx
とあり、E=πE = \pi, F=0F = 0, G=1G = 1, H=4H=4, I=2I=2であることが分かります。
* **ステップ3: 定積分の計算**
V=2π01(x42x2+1)dxV = 2\pi \int_{0}^{1} (x^4 - 2x^2 + 1) dx
=2π[15x523x3+x]01= 2\pi \left[\frac{1}{5}x^5 - \frac{2}{3}x^3 + x\right]_0^1
=2π(1523+1)= 2\pi \left(\frac{1}{5} - \frac{2}{3} + 1\right)
=2π(310+1515)= 2\pi \left(\frac{3 - 10 + 15}{15}\right)
=2π(815)= 2\pi \left(\frac{8}{15}\right)
=1615π= \frac{16}{15}\pi
* **ステップ4: 答えの形式に合わせる**
V=JKLMπV = \frac{JK}{LM}\pi なので、J=1J=1, K=6K=6, L=1L=1, M=5M=5となります。

3. 最終的な答え

A=πA = \pi
B=1B = -1
C=1C = 1
D=2D = 2
E=πE = \pi
F=0F = 0
G=1G = 1
H=4H = 4
I=2I = 2
J=1J = 1
K=6K = 6
L=1L = 1
M=5M = 5
したがって、
JKLMπ=1615π\frac{JK}{LM} \pi = \frac{16}{15} \pi
となります。

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